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あらかじめ喪われた、《角》へ。
(非―在)の、あわいに 《角》が、覗く/ 振り、返る。/いない、初めから、 私達は、喪われた亡き妻を乞う シ人、なので、カタチを捧げるたび貴女 からは遠ざかってゆくのです限りなく 研ぎ澄まされてゆく指先の、先、に、 最果ての凍土が、あつく、 ふれる」――遠く、声が響く。 懐かしい、(でも、一度だって聞いたことのない、 貴女の。 。欠け落ちた、カタチの あわいを、埋めるように、 ふと、(非―在)の息がしている。 それは、青、くて。 そっと、耳を、預けてみる。 。 (((青)))、の、 底 へ 、 潜 る 。 (((ふ、。 。 狂れる))) 階 )きざはし。)の、端、へ か)駆)掛)欠)ける、爪先 の、先へ、舳先、へ、。 。こ、此処が、水域。 です。裂け/ /《目》が、あります。 (((圧((シ))域)))の、 め目ま眩いです))。 。 (((ふ)))れる、(非― 在)の、貴女の、 愛おしい、《角》に、 。零れ、落ちて、しまう。 から、 ((シ))の、階―きざはし― に、あやうく、私は、 また、振り返る/ /誰も、いない。
あらかじめ喪われた、《角》へ。 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1381.5
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-11-06
コメント日時 2018-12-25
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
こういう形式ってネット詩やってたら既にどっかで見たことあるなってなってしまう。 だから既視感との差異を探ろうとするのだが、それを成すために読もうとしてもこういう形式だから円滑にいかない。 そんな正直な感想。
0単純にここのカラーはわかりませんが、私は私の詩を書くだけです。
0超初期の最果タヒと似てるので、プロに見せれば絶賛させるのでは?
0というより、こう言う詩型だからというバイアスかかりすぎじゃないですか。別に散文的な叙情詩としてリライトしてもいいですけど。需要と傾向には合わせますよ。
0形式として読みにくい、と一瞬思いましたが、こういう詩型だからというバイアスがかかりすぎというコメを見て再読。そうするとこの詩型がむしろ失われた貴女、亡き妻を思う余りの動揺、心の空白を表すのに効果的だったのではないかと思いました。人間思考が途切れ途切れになることもある。それを表現されているのでは、とも。
0ぼくは良いと思います。こう言った詩に慣れてないから目新しい、というよりも視覚的な表現として自分が試していない方法を考えさせられます。 青、を( (青) ) を括弧で括るだけでもそこから得るイメージに変化があり、楽しめました。 カタチを捧げるたび貴女からは遠ざかってゆくのです限りなく という一文がなき人をおもうときに誰しもが経験していることだと感じました。拙い感想ですがご容赦ください。
0言葉そのものの意味と、記号の使用により、意味感覚自体を補強する作品の意図が あるように感じましたが、それはそれはそれなりに成功していると思いました。 ≪角≫で譬えられているのは人間の「エゴ」のようなものだと思いますが、そこか ら受けとるべきものを探してみました。 【引用】 (((ふ)))れる、(非― 在)の、貴女の、 愛おしい、《角》に、 。零れ、落ちて、しまう。 上記引用部のパラグラムですが「非在」という言葉に無前提に寄りかかり過ぎていて、書 き手自身の独自的な思考、思想が感じられず、読んで何か新しい「もの」を受け取った、 という感じがしなかった。と、同時に自愛的な表現に陥ってしまって、他者に手渡すフレー ズになってない、表現としての甘さがあると思いました。 ただ 【引用】 ふと、(非―在)の息がしている。 それは、青、くて。 そっと、耳を、預けてみる。 あるポエジーはしっかりと灯っていて、記号を多用する作風としては、その辺り面白いと思い ました。記号表記の中に、ポエジーの世界/領域があるんだ、という部分ですね。 そこは一つのテーマとして探求するべき課題だと思います。
0おはようございます。まず最初に思い浮かんだのはオルフェウスのことでした。で、よく作られているように思います。初見から気になったけど、改めて見直してもそれは変わらないです。内容に沿って、言葉のもっている音と意味とがそれぞれに振動して、ずれたり、分かれたりしながら大きく波紋を描いて拡散しているような感覚があります。それに、(非在)とするより(非ー在)のほうが「非」も「存在」もくっきり意味を露わにするというところも含めて、全体に言葉と記号とが効果的に機能しています。総じて視覚的にも聴覚的にも皮膚感覚としてもぞわぞわする。 関係ないことですが、一つの音にはたくさんの意味を持つ語があります。ある一つの語を発した時、それと同じ音で且つ異なる多くの語が同時に表出されたらいいのになぁ!と考えていた時期があることを思い出しました。
0てか渡辺さん全然ほめてないやん。こわ 泳ぐ器のほうが良いと思うますですけどねぇ
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