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無題
死 が 詩 と 産卵する 生きとし逝ける物が 新たに顔を見せる風景画 それは圧倒的な速さで 私の目の前を通過した 奇跡を祈ることは 神への冒涜であるように 私達は平然と罪を背負い 街中を歩く 滑稽なまでの信条 麗しい冷徹 全くもって素晴らしくない世界で 私は息をするのすら苦しくなる 酸素が欲しいと 足掻き 泣き喚き ところで今日は稲の収穫日 みなさん手を取りあって今日も生きましょう 崩れた岸壁で落ちてしまわないように 正しく手を取り合いましょう 死んだものがいるなら それはこちらも死んだ気持ちで生きなければなりません 新しい人生! 新たな幸福! 全く馬鹿馬鹿しいものしかありゃしません
無題 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 918.6
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-11-05
コメント日時 2018-11-06
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
いいですね。静謐な世界観と俗的なものの見方が同居している。「ところで今日は稲の収穫日」から大きく舵を取ると見せかけて、最後まで貫き通すアイロニー。最終節の「全く馬鹿馬鹿しいものしかありゃしません」がすんなり入ってきました。読後感も爽快です。
0生きるということへの苦しさと、生きることの滑稽さと、苦しさへの嘲笑いの混ざったものを如実に表現していると思います。「生きとし逝ける物が」の、一つの違いだけで両極を表せるのには感心しました。とても好みです。
0皆さまありがとうこざいます。言葉には出来ない言葉があって右往左往しながら捻りだしている詩です。感想を貰えてとても励みになります
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