123123123 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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123123123    

1. 小さいよ、小さいよ、ぽたり、ぽたり、ポタポタと響き渡るスリッパを履く、水滴、それとも、線香花火、あの子からの脇の匂いが好き、なんて言えないから書く。全身から総毛立った青春はテレビの前にある。通勤電車に乗る、乗らざるを得ない。乗らせていただきたく思います。この前会った彼に礼をする。 2. カマキリを踏むと、白い線虫が蠢く。 そんな不安の中、一列に並んでラジオ体操をしている。向かいの席のあの子の体臭を嗅ぎながら、消しゴムで通勤電車のハンコを掘る仕事、と認識する。チェック柄の壁紙、今流行りの音楽を鍵穴に耳を傾けて盗み聴きをしている少年は、僕の記憶、僕のトラウマの一つ。 3. チカチカする街灯に裸の女性が美しい三輪車にまたがっている。見栄えは良いかも知れないが、少しおとなしげだ。赤い羽根募金で貰った羽を渡すと、もっともっと、と懇願する。何年もかけて集めた赤い羽根で女性はビルから飛んだ。脳漿は弾けて幼い赤子に乳を飲ませる女性の足元に落ちる。筈はなかった。


123123123 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 6
P V 数 : 978.6
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2018-10-29
コメント日時 2018-10-29
項目全期間(2025/04/23現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
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叙情性00
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 エンタメ00
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閲覧指数:978.6
2025/04/23 01時26分10秒現在
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    作品に書かれた推薦文

123123123 コメントセクション

コメント数(6)
渡辺八畳
(2018-10-29)

123123さん、はじめまして。 当作「123123」は同一の作品が3作も投稿されているため、後2作は誤投稿と判断して削除させていただきます。ご了承ください。

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るるりら
(2018-10-29)

おはようございます。 とにかく、脊髄反射的に思いつくままにレスを さしあげてみたい作品と出会わせていただけました。その反面 反射で書いてはならない気もしています。何年もかけて集めた赤い羽根で女性はビルから飛んだ。のなら、読んだ読者も 脊髄が刺激されて当然。弾けてしまうやろ。と、いうものです。 >カマキリを踏むと、白い線虫が蠢く はりがもむしですね。こどものころ 見ました。ぎょえぇー。と、思ったものです。 トラウマって、白い線虫のように蠢くものなのかも。とも思えてむしろ静謐だとすら思いました。 それは、一読者の私を 冒頭の詩情が 素直な心に させたせいかもしれません。 また、ぜひ123123123 さんの作品を拝読させていただきたいです。

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オオサカダニケ
(2018-10-29)

作者様の今回の作品はボクが以前書いた詩のなかで目指した形式とそっくりです。私には達成できませんでしたが、この作品は素晴らしいですね。

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123123123
(2018-10-29)

初めまして。僕の名前は123123123と名付けたかった訳でも無く、123にこだわりはなかったのですが、偶然が必然になる瞬間に立ち会う事が出来て光栄です。記憶力が弱いのでコメントを頂き感謝しております事を先に告げさせて頂きます。成りすまし。結構ではないでしょうか。何時もは流暢な解釈でも許しがたいとなれば、それは感情というエモーションで幾らでも対応できるのではないでしょうか。 渡辺さん。迅速なルールの対応を感謝します。消されても消されなくても理由はこじ付けることが多々あります。すべては指先の過ちです。 るるりらさん。ありがとうございます。 末永く、という言葉が苦手ですので気が向いたら、のスタンスでながら見して下さい。 オオサカダニケさん。 やろうとしていることは単にニュートラルで進む事を意図してます。 ありがとうございます。 沙一さん。前衛な事は出来ない性分でございます。 ルールに従いながら道を歩いて川に落ちる。毎日はアドベンチャーです。

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ほば
(2018-10-29)

ちょうど連続投稿された時間に観てしまい夜勤明けで疲れてる、、、同じ作品だ。123123という題と作者名のせいか印象が強く残りました。内容も興味深いですね。小さいよ、小さいよ、という始めからのぽたぽたという擬音と続いていく語句が連想として自然に繋がっていきました。1と2でそれぞれ電車が出てきて想像が繋がって、3では不思議な光景、ラストの筈はなかった、でうまくすかされたなぁ、と気持ちよく読ませていただきました。内容まで読みきれないので、またじっくり読ませていただきます。

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123123123
(2018-10-29)

帆場蔵人さん。ありがとうございます。 どんな場所にも行けそうな名前、興味深く拝見しております。内容に関しましてはモヤモヤとしてくれたら最高にハッピーです。

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投稿作品数: 1