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風船
うっかり離した風船は 私から逃げていく。 空に母でもいるのだろうか。 必死に、命がけで、逃げていく。 泣く暇もなく新しい風船が手に。 私は、もう、こうするしかなかった。 2匹は同じところへ逃げていく。 口から「ごめんなさい」が出た。 誰に言ったのだろうか。 必死に、命がけで。
風船 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1018.2
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-10-28
コメント日時 2018-10-30
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
初めて投稿しました。よろしくお願いします。
0いい詩かくじゃん?
0拝見しました。 「風船」が「逃げていく」状況に「ごめんなさい」と。ここまでならありがちですが、この詩の面白い所は新しい風船を空へ流すところにあります。「必死に、命がけ」に逃げていく風船への感情移入は、主人公の姿を投影することもできました。
0沙一様 コメントありがとうございます。 主人公は、幼稚園の男児です。この頃の子供は、そこで起こる現象を知識で押し固めずに、現象に考えを任せるような発想をする。ということを意識して書きました。風船は縮む。破裂する。命はない。と気付くのはもう少し成長してからと考えたいたので、それを批評してくださりとても嬉しく思います。ありがとうございます。
0オオサカダニケ様 コメントありがとうございます。 まだまだ未熟で拙い文しか書けませんが、これからもそう言ってもらえるように精進したいと思います。ありがとうございます。
0ふじりゅう様 コメントありがとうございます。 主人公は幼稚園の男児です。 感受性が大人の何十倍とある子供ならば 、一つ目の風船が空に「逃げて行く」姿を見たとき、二つ目の風船を「逃す」という選択肢を行うのではないかと考えました。
0シンプルにいいですね。 二つ目の風船を空に逃がした後に必死に命がけで、ごめんなさい、を言う主人公、ナイーブな印象は子どもだったからなのですね。私、というから回想しているんでしょうか。
0帆場蔵人様 コメントありがとうございます。 シンプルにいい。とおっしゃってくださり、とても嬉しく思います。 「私」という一人称は、口に出さず、心の声での自分を指す言葉として使用しました。なので、回想ではなく、その時彼が感じたものそのものです。 回想という見方をすればまた違う世界が見えてきました。教えてくださりありがとうございます。
0かなり捨て置けない詩ですね。風船は、手元から離れていく時間、モノ、友人、恋人などとにかく大切な「何か」の暗喩であるかと解釈しましたが、その風船が手元から離れていく過程の描写がとても切なく、情緒があります。必死に命懸けでごめんなさいと謝る。それは失った、手放した全ての大切なものと人々へ向けられているようでとても美しく感じました。
0stereotype2085様 コメントありがとうございます。 そう言っていただけてありがたいです。 解釈は読む方それぞれであるのですね。そのどれもが美しく、嬉しくおもいます。
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