エール - B-REVIEW
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ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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エール    

人間には死ぬ権利がある。 だから大丈夫。 嫌なことがあった、疲れた、苦しい、もう我慢したくない。 死ねばいい。 そうすれば全てから解放される。 こんな物騒で邪悪な言葉を、家族や知人、或いはメディアが見かけたりしたら大変な袋叩きにあうだろう。 死ぬなんてとんでもない。 至極常識的な事だ。 しかし人生を歩んでいくうえで、誰しもが一度は頭を過る瞬間があるのも事実だ。 ― 習いごとが嫌だ ― 部活動が辛い ― 恋愛が成就しなかった ― 受験に失敗した ― いじめにあった ― 親に暴力を振るわれた ― 事故で身体が不自由になった ― 大切な人が亡くなった 喜んで死にたいなんて人間はいない。 それでも負の感情が理性を上回ったとき、人は自ら命を断つこともある。 ネガティブなエールを君に送ろう。 いつでも逃げられるから大丈夫、と。 ネガティブなエールを貴方に送ろう。 そこまで思い詰めたのなら何だってできる、と。 ネガティブなエールを貴女に送ろう。 表面上の優しさは時として残酷だから、と。 ネガティブなエールを、私に送ろう。 どうか悲しみを噛み殺しながらも、この詩を綴らないで、と。


エール ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 9
P V 数 : 1124.6
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2018-10-27
コメント日時 2018-11-01
項目全期間(2025/04/19現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
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音韻00
構成00
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 エンタメ00
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閲覧指数:1124.6
2025/04/19 15時00分12秒現在
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    作品に書かれた推薦文

エール コメントセクション

コメント数(9)
渡辺八畳
(2018-10-27)

これは詩というよりメッセージだなぁ。 詩の定義ってのは明確には無い以上どんなものも詩と呼べてしまうが、しかしだ。 私がたびたび提示している自分の詩の定義は「言葉が本来持つ情報(=語義)をx、詩文が持つ情緒諸々すべてを含めた情報をyとして、その量がx<yである」で、xとyの差が大きければ大きいほど良い詩だ。 この詩はx≒yになっている。=でもいいぐらいだ。 伝えたいこと(メッセージ、イメージなどなんでも)があるが従来の言葉の運用ではどうしても間に合わない時、バグ技のように言葉を行使して通常ありえないyの値を出した時に文章は詩になると思う。 c0zy4muzikさん(すごいHNですね)が持つ「伝えたいこと」はxの値じゃ全然表し足りないでしょ? そうだと信じたい。だからバグ技が必要で、それを知る場所がここB-REVIEWです。 まずはほかの人にコメントしてみてください。他者の作品を読んでその感想批評を言語化するというのは相当な訓練になります。そこで得た成果は必ず自作品に返ってきます。

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c0zy4muzik
(2018-10-27)

渡辺八畳@祝儀敷 様 大変貴重で非常に有益なコメントありがとうございます。 渡辺八畳@祝儀敷 様の提示される詩の定義、非常に理解りやすく、ハっとさせられました。 恥ずかしながら詩は好きでもきちんと勉強したことがありませんので、大変参考になりました。 詩文ならではの魅力がもっと醸し出せるように精進します。 追伸:HNは初め登録した際にアカウントIDか何かで必要なものかと思い、適当に登録したものです。 まさかそれがそのままHNになるなんて…(汗) 変えられるものであれば是非変えたいところです(苦笑)

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渡辺八畳
(2018-10-27)

ユーザー名変更ですが ①Twitter連携をする ②運営者に頼んで変えてもらう の2種類の手段があります。 ①をおすすめします。ってのは②はまだやったことないので成功するかもわからないのと、Twitter連携すれば自作にコメントが来た時に通知が来るなどの機能を使用することができます。アイコン画像もTwitterでのものにできます。(バグまみれですが)

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c0zy4muzik
(2018-10-27)

渡辺八畳@祝儀敷 様 ご丁寧にありがとうございます。 早速専用のツイアカを作成してみることにします。

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オオサカダニケ
(2018-10-27)

読み手の気持ちを楽にさせる詩で、現代人の精神に寄り添う本作の「実用性」はすばらしいものですね。決して無理に明るいものを押し付けない態度は私も自分の詩で表現しようとして、できなかったものです。絵画ではなしえない、言語独特のひょうげんです。

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ふじりゅう
(2018-10-30)

拝見しました。この詩のタイトルが「エール」とは凄いですね。優しい言葉をかけて励ます事へのアンチテーゼともとれますし、中々面白く感じました。

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藤 一紀
(2018-11-01)

とにかくもうがんばってください。

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c0zy4muzik
(2018-11-01)

ふじりゅう 様 コメントありがとうございます。 今となっては面白みが優先された作品のように自分でも感じています。 ただ無責任な「大丈夫」や「頑張れ」を必ずしも素直に受け取れることのできない方も確かに存在するので、こういう形のエールも有りかと。 まぁ結局は私自身がネガティブなのが一番の要因ではありますが(笑)

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c0zy4muzik
(2018-11-01)

コメントありがとうございます。 精進します。 今はまだ始めたばかりで、ただただ吐き出すだけの状態なので、ご了承いただけると幸いです。

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