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秋の夜長
夜空の見える窓から入る風が僕の孤独を教えてくれる その風の冷たさがたまらなく寂しい ため息を吐く気力も失せたまま、僕は思い出をなぞることしかできない 取り込み忘れた洗濯物が揺れている 君はまだ僕のことを覚えているかい 僕の思いと君の思いがつり合うことのないこの不条理に嫌気がさす 部屋の気温がまた下がったようだ 窓を閉める 明日も明後日もその次もその繰り返しなんだ
秋の夜長 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 953.2
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-10-02
コメント日時 2018-10-25
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
拝見しました。 内容に入ります。「窓から」の「風」が「僕の孤独を教えてくれる」とあり、まず主人公は孤独だと。 「寂しい」と。 ため息すら吐けず、思い出をなぞる「しか」ないのだと。 後半は君と別れたのだろうという表現ですね。 締めは「その繰り返しなんだ」と。 君への別れを割とストレートに表現している主人公だと感じます。君への別れは恐らく夏の事なのでしょう。で、秋になってどんどん気温が寒くなってくるのに比例して、君への思いが蘇ってきて〈寒く〉なるのだと。最終連は中々良いのではないでしょうか。堂々巡りの虚しさを上手く表現出来ていると感じます。
0ロマンティックですね。孤独の描写の中に、しっかりと君との「別れ」が描かれているようにも感じました。好きな世界観なのですが、プラスαの何かが欲しいとの思いも持ちました。それはこのような詩世界を作る場合の、僕自身への要求、要望なのかもしれません。では。
0>取り込み忘れた洗濯物が揺れている 君はまだ僕のことを覚えているかい ここが好きです。「僕」は洗濯物のことを思い出したけど、君はどう?僕のことを覚えているかい?って洗濯物という生活感のあるモチーフが、ロマンティックに見えてきます。秋の昼間はとても暖かくて窓を締め切っていると暑いと感じるほどだけど、夜になるとぐっと冷えて寒くなる。暗くなってすぐに、或いは帰宅後すぐに取り込めば良かったのに何となく後回しになってしまったような気だるさを全体的に感じながら、ぼんやりと君のことを考えているとまた部屋が寒くなる。もしくは洗濯物を取り込むのはいつも「君」だったのかな。 時間の経過と季節感の描写の重ね方が上手いなぁと思いました。コンパクトにさり気なく描かれた孤独にしんみりとしました。
0ここは感傷的な詩にはうんざりしている人の集まりではないのですか?とてもロマンチックで美しい詩だと思いました。主人公は片思いでもしているのでしょうか?(*^_^*)ウフフ
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