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絵と赤子
ずっと同じ絵を 描いてきた だから明日も 同じ絵を描くだろう 虹が見えたからといって 色を七色使ったりはしなかった 描くのはいつも 同じ絵 他にはないような 珍しい絵の具で 黙々と 絵筆を走らせた 心にはいつも 揺らされても起きない 赤子が揺りかごにいる その赤子を 起こさないように 気をつけているんだ しかしある日 汚い言葉で罵られ 揺りかごの赤子は目を覚ます もう同じ絵は描けない 見続けた景色さえ変わっていくのに なぜ私は 同じ絵ばかり描いていたのだろう 今はそれが不思議なくらい 周りに流される 自分がいる
絵と赤子 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 975.1
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-09-23
コメント日時 2018-09-25
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
インナーチャイルド、というような言い方をしますが、自分の中の無垢な自分、本来の心を、赤ん坊で表しているように思いました。 もったいないなと思ったのは、揺れる、赤子、などの言葉を、近い位置で重ねて使っていること。 リフレインのように、あえて重ねて強調する時もありますが、この場合は、普通の文を長さで改行した印象で、重ねる効果にまでは至っていない気がします。 揺らされても起きない。その子を起こさないように気を付ける、それなのに汚い言葉で目覚めてしまう、ということですから、 心にはいつも 赤子がいる 揺りかごの中で眠っている 揺らしても揺らしても 目覚めることはなかったのに ある日 汚い言葉で・・・ というような形にしてみるなど、もう一工夫してみると良いかもしれません。
0大変嬉しいです!! 参考になりました。 このサイトに投稿するのは初めてだったのですが、面白いです。 まりもさん、ありがとうございます。 感謝致します。
0拝見しました。 なるほど、これは…私の技術では手に負えない難しい内容ですな。 いい詩だと思います。主人公の空虚な描写が最後に色濃く残る形で終わる、そこに類まれなる技術を感じます。 余談ですが、ハンドルネームにも極めてセンスを感じます。私(藤井龍平→ふじりゅう)に新しい名前を付けてほしいくらいです 笑
0ふじりゅう様 ありがとうございます!! いえいえ、私のハンドルネームは大したことないですよ!笑 せいろん→正論、セイロン茶葉 です! ふじりゅうさんは親しみやすいいいハンドルネームだと思います。 技術なんて!そんな。 お優しいお言葉、大切にしまっておきます!!頂きました。ありがとうございます。
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