別枠表示
ワンピース
お気に入りのワンピースを 2度目の春に棚の奥から出した その日はちょうど雨が降っていたけれど もう一度袖を通したの 小さな花柄のワンピース 小さな花弁には 思い出が埋まっている 花花 花 トマトを避ける箸の動きが いつまでも染み着いて TVではAIの彼氏が主人公のドラマ 大根芝居をするアイドルの台詞が 肝心の私たちのさよならを打ち消すように 流れている 「心よ」 そんなことばかり 綺麗な服を着た私を 鏡に写し よく似合っているなと思う 綺麗なワンピースをきて 今日は部屋から出られない
ワンピース ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1046.8
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-09-06
コメント日時 2018-09-10
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
うーむ、「橙色」のほうが良かったなって印象 今作は明文化こそしていないものの伝えんとするメッセージが先にあってそれに沿った詩文でしかないって読めてしまう。実際どうだかはわからないけれど、でも一度そう読んでしまうともう印象は変わらない。メッセージ系の詩の弱さってはそのメッセージより先に詩が行かないってことだ。その弱さをこの詩は孕んでしまっている。
0メッセージが先、詩文が後ということについて心当たりがあるとすれば3連目かなと思います。悲しい夜にダッと書き上げた詩を後から見返して3連目を付け足したのです。温度差がメッセージ止まりという現象を生んだのかもしれません。 それにしても、今まで詩は誰かに見せた経験が少なかったので、同一作者の作品という意識で見られたことがなかったので新鮮です。評をありがとうございました。
0僕はこの詩から喚起される「心の余白」「寂しさ」、恐らく何らかの別れについて書かれた当作にかなりの詩情を覚えることが出来ました。三連目についての言及がありますが、厭世的になっている筆者の心情を表すものとして、「大根芝居をする…」よりはひょっとして他の表現があったかもしれません。何かに辛辣な評を加えるとそれだけが詩の中で突然浮き立つ印象がするので。全体としては僕は心地よく読みました。
0こころの余白、厭世的とまさに心情を言い当てられ、詩からくみ取ってもらえて嬉しく思います。3連目にいてアドバイスをありがとうございます。確かにと納得できたので心に留めておきます。
0