俺の高校野球 - B-REVIEW
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ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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俺の高校野球    

買ってもらったスパイクと、グローブ持ってグランドへ ゼリーもポカリもキンキンに、タオルで巻いてグランドへ 名前を書いたユニフォーム、汚したいからグランドへ 終業とともに教室離れ、いつもの部室とこからグランドへ 走り込み、投げ込み振り込み鍛え込み、ウエイトをしてまた走る 直球とフォークとカーブとスライダー、配球が合い女房頷く がむしゃらに無心でノックに食らいつき、指先の豆今日も破れる 直感で気付いた肘と肩の怪我、バレないように一人うつむく 甲子園テレビで見るだけそんなもの うちはうち。練習時間がもったいない 心技体すべてで勝つのは難しい それはそれ。それでも勝つため夜も振る せっかく粘って交渉もして、道具を買ってもらったのに せっかく怪我を隠しつつ、全力投球できたのに せっかく五厘を帽子で守り、炎天下の下耐えたのに せっかくここまでやったのに、一回だけの勝ち試合 それでも僕はこれからも、野球の魅力に取り憑かれ、 第一線から身を引いてても、白球追うため今日も振る


俺の高校野球 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 9
P V 数 : 1108.7
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2018-08-18
コメント日時 2018-08-19
項目全期間(2025/04/21現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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閲覧指数:1108.7
2025/04/21 14時14分46秒現在
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    作品に書かれた推薦文

俺の高校野球 コメントセクション

コメント数(9)
stereotype2085
(2018-08-18)

柿原さん、初投稿ありがとうございます! 運営のstereoです。初投稿ということで柿原さんの若さが瑞々しく表れていますね。「一回だけの勝ち試合」という侘しさを全体の流れの中で、詩情を以て引き立てることが出来たら、もっと良作になるかもと感じました。それとももし狙いが反復して「振り」を続けるところにあるのなら、また違った工夫が出来るかもしれません。コメントにも積極的に参加してB reviewを盛り立ててください。

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湯煙
(2018-08-18)

以前から私も野球についての作品をと思っていましたから、興味深く詠みました。一度だけの勝利でも凄いと思います。ポジションは投手でしょうか。 初連から短歌調によるリズムが続き、三連は転調がなされ、最後の連でまた戻っているあたりは面白いと思います。たとえばですが、グラウンドを駆ける際のスパイクや土埃の音など、ちいさな気づきなどあればまた違った雰囲気を持つ作品になるのかなとは感じました。

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༺❦柿原 凛☂༻
(2018-08-18)

stereotype2085さん>精進します! 確かに素振りの連続性をもっと出すとか、そういう詩の技術的なところをもっと勉強していこうと思います。 湯煙さん>ありがとうございます。描写力の不足ですね。もっと細かく書いてもいいかもしれないと思いました。勉強になります。

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なつめ
(2018-08-18)

青春の一ページが見えました。高校野球を先日見ていたのですが、勝利の笑顔の裏に敗北の涙があって、対戦した者同士の確かな友情があって。いいですよね。1回だけの勝ち試合。でもそこにドラマがつまってる。初投稿ということで、私も7月からの新参者なので嬉しいです。これからよろしくお願いしますm(*_ _)m

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༺❦柿原 凛☂༻
(2018-08-18)

なつめさん>高校野球って甲子園だけがクローズアップされがちなんですけど、一回しか勝てないような部員も”高校野球”をしてるんだぞ!っていうことを伝えられたらなぁと思ってました。こちらこそ、これからも宜しくお願いします!

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三浦果実
(2018-08-18)

「俺の高校野球」。タイトルからして直球勝負な感があって、新鮮に読めました。とても解り易い。逆に云いますと読者へ委ねる想像の部分、余白が無いかなあとも思いました。 湯煙さんと同じく、私も野球を題材にした作品をいつか書いてみたいと思っており参考になりました。山際淳司の「スローカーブを、もう一球」みたいな勝負事の残酷さみたいな作品を書いてみたいし、読んでみたいです。

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༺❦柿原 凛☂༻
(2018-08-18)

三浦⌘∂admin∂⌘果実さん>ありがとうございます。直球過ぎてもいけないし、変化球過ぎてもいけない。バランスが大事ということですね。参考になります!

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二条千河
(2018-08-19)

描かれている個々のシーンの切り取り方がとても魅力的だと思いました。だからこそ「野球の魅力に取り憑かれ」はあえて言わずに、描写だけでも伝えられるのではないかなと。 自分も七五調で書いたことがありますし、個人的に形式のキマッた詩は好きな方なのですが、一方でこういうリズムは諸刃の剣というか。書く側も読む側も、語呂のよさに引っ張られてしまいがちになるような気がします。 せっかく若さや躍動を感じさせる題材なので、リズムの枠に嵌めるよりも、そこからはみ出していくような勢いがあるとさらにいいかも……。もちろん、いろいろな制約に縛られながら、あくまで行儀よく小気味よく振る舞う様子も、ある意味、高校球児っぽくて好感は持てますが。

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༺❦柿原 凛☂༻
(2018-08-19)

二条千河(NIJO Cenka)さん>あえて言わない描写ですよね。それに題材によって文体を考えるということも大事と。勉強になります。「詩はリズムだ」という考えが自分の中で強すぎたかもしれません。

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投稿作品数: 1