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血と黒
陰穿孔、 薔薇為る私を私為る薔薇を鳴る 葬送行進曲 そして 狂婦メルセデス 或は 鉄と死の姉妹 その硬隔膜に 地球図が鎧戸を戦慄く 猖獗極る風速―戦争美術の痴愚的精神を 剥奪された向日葵、鉛 看守、愚昧な 蜂窩窓を恍惚する 衰滅迄への陰鬱境 鳥葬―風葬、習慣虚血病 廃棄機械の昏がりに 交響抽象建築に 死の嵐絵とその観念が 緘黙の血と鋳物壜の乾燥花に混りつつ 悲歌は死者への凱歌として 形而下の影像に 第七機関 現象界の鏡を見る私達を覗く 秘匿-閾を屹る黙示録時計 疲弊をした紫陽花の髄に 復と無い宣誓誓言が実像を縫うまで 破壊の楔、死の帆その葛藤花を 炎庭の瞋りを瞋る 多翼-黎明、 有棘静物の部屋部屋を百合の容貌逞しくひらきつつ 起草、緋の咽喉 海の静物 公衆衛生博覧会に転覆をされて 田園、遅々と沈み 縦断の婦像 叛機械を績む手套、縺れ縺れて鉤裂の蜘蛛と為るまで
血と黒 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1248.4
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-07-27
コメント日時 2018-08-06
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
こちらであまり投稿はなされないか初めて見る作風の作品になるのかなと思いますが。自伝、評論集・・・かなにか、戦争美術・・なるタイトルの書籍の装丁が確か赤と黒によるものだったかと。アナキズムを表象するシンボルカラーだったりしますが、血とありますから紫に近いなにかをイメージさせられもします。
0湯煙さん、ご拝読を賜り允に嬉しゅうございます。 種明かしを致しますと。現在、ショスタコーヴィチにハマっておりまして。 ショスタコーヴィチと申しますならば、 国家という社会機構、その検閲に深く懊悩をした人物として想像に難くないでしょう。 黒はナチスドイツ、 血は赤、 赤と言えば共産主義国家機関、ソビエトの旗章、という至極簡単な種でございまして。 それが今に何故繋がるのかは、謎ですが。 あらゆる表現統制の窒息しそうな苦苦しさ、を起稿させていただいた次第でございます。
0おはようございます。 一見したとき ああ美しい。ああ懐かしい。と感じました。 子供の頃に見た祖父(明治生まれなので常用漢字以外も多数使用していました。)の日記帳のように 意味は分からないが美しいと 思ったのです。 二度目に眺めたときは、ああ漢字は絵画的刺激を受けると感じました。詩を読むときに感じていた脳の箇所ではない部分に刺激を受けます。 死をイメージする語が多い反面、生き物の冴え冴えとした使い方から受けるイメージの鮮烈。たとえば葛藤花、葛と藤がつる植物だから葛藤ですが、葛藤花と 書いておられる方を初めて知りました。うつくしい。単語に命がある。 狂婦メルセデスとは また なんと キャッチィなことでしょう。財と権力と美と恐怖。暗雲立ち込める世界観にあって さまざまな事象が鮮やかに散らばっていて、わたしは ただただ 美しいとおもいました。 そういえば 戦争を経験された方が戦火におちる町を美しいと感じたといっておられました。それに似た狂気が この作品にはあるような気がします。
0昭和って最初、思いました。 でももっと前の、明治とか大正ですかね。 ルーツがあるとするならば。 内容は申し訳ない、頭が悪いのと集中力が無いので 自分なりの結論まで行きつくのに時間が掛かっています。 でも字面だけ見てても面白い詩です。 個人的に恨みのある作家と違って 絵になってるから
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