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友よ
大魔王の火の玉に焼かれ 僕は飛び上がり奈落の底へ行く 何千億人目の僕の 何千億人目の死 焼け焦がされ 僕はまた消えゆく だが友よ 僕は 燃えない 怒りの 憎しみの 痛みの 二発目の火の玉には 焼け焦がされない 何千億人目の 何千億の苦しみは 友よ 君の楽しみのためにあるとわかった 大魔王と軍団という友よ 楽しませ楽しもう 画面の向こうにいる友よ 怒りと憎しみと痛みの苦しみの炎を 僕と違う一度きりの命を 情熱の青い火と慈しみの風で消してくれ 友よ 情熱のボタンを押そう コントローラーを手に
友よ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 988.7
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-07-27
コメント日時 2018-07-29
項目 | 全期間(2024/11/23現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
まず「飛び上がり」、それから「奈落の底へ行く」ところにマリオ感が出ているなぁと感じました。 ゲームならではの反復性、現実世界の「楽しみ」のために供される虚構世界の「苦しみ」、あたりがテーマなのかと思いますが、第三連の呼びかけの意図が若干、消化不良かなという感じがしました。自分の読解力(もしくはゲームそのものへの造詣)が乏しいだけかもしれません。 最後の「コントローラー」という単語は、ゲームの話だと気づかせるためのヒントでしょうか。個人的には、「コントロール(制御する)」という意味が、他の詩句とどこかで共鳴するような作りになっていると、さらに面白いかなと思いました。 読んでいて楽しかったです。
0二条千河(NIJO Cenka)さん、こんにちは。 三連目ですが、元ネタは阿含経です。仏教です。 今、ちくま学芸文庫の阿含経を通読していまして、その中に意味として「釈迦の弟子は体への矢は当たっても、心への矢はあたらない」という箇所がありました。 傷を負わされても、怒りで爆発はしない、ということでしょうか。 それとまた書いてみようと思ったマリオ詩が組み合わさって書きました。 コントローラーについてですが、ご指摘の通りではあるんですよね。 ただ、ネットだと一発目の矢が当たってないのに、自分から二発目の矢に当たりに行ってくことが多い気がしまして。 自分としての主眼はこっちです。
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