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うたた寝
水が張られてないプール 触れば手に付きそうな色をしたプール そこで泳ぎの練習をしようとする私 水はないのに水面がある 風に撫でられて波うつ 空は青くない 目を閉じていて暗闇 その中に二次元の色が線を引いている 私は水着で 水面へ浸かっていった 目を閉じたまま 抵抗も水温も感じないのは やっぱり水が無いからだった プールの底に立ったまま 胸の上あたりに水面の波打つのを感じている 目を開けた時 私は水に浸かった 生暖かい揺らぎを感じてた 呼吸できなくなった肌が 泡を吹き出してた
うたた寝 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 839.7
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-06-01
コメント日時 2018-07-01
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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構成 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
はじめまして。 面白いなあと思いました。 特に、 >水はないのに水面がある >その中に二次元の色が線を引いている >呼吸できなくなった肌が泡を吹き出してた などの表現が、現実と夢を行き来するような感じで、 音楽で言ったらドリームポップ路線といったところでしょうか。 ご自身での描写というものが確立されているように思うので、 あとは読者に共感さえさせたら、もう少し読者層の幅が広くなりそうな気がします。 しかしあまり共感を求める作品でなくても、強度が保てそうな感じもありますので、その辺りはご自身のブランディングをどのようにするかといった問題でしょうか。 感覚的なものを感覚で書けるのはとても強みだと思います。 また次回の作品もぜひ、読ませてください。 応援しています。
0実写の映像が突然線画に変わるっていう映像表現がありますよね。何となくそういうイメージが浮かびました。
0柴田さんもコメントしているけれども、とりわけ、 >その中に二次元の色が線を引いている このフレーズが印象に残りました。 水が張られていない、この冒頭の一行が、若干、説明過多であるような気がして・・・「水はないのに水面がある」このフレーズを活かすために、「水のないプール/触れば手に付きそうな色をしたプール 」とリズミカルに、さらっと始めても良いかもしれない、と思いました。 実際には水がない(そう感じられる)世界で、目を閉じて想像力で「二次元の色」が線(水平線、境界線)を引いているのを見る。そして、その線を”越えて”、異界へと入っていくわけですよね・・・そこがもっと明確になっていると、実際の水の質感と、メタファーとしての水の多重性が際立ってくるのではないかと思いました。
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