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バイバイコレクションAーSIDE
【last sense】 琴線を束にした身体は、触れる度に気がどうにかなってしまいそうさ 世界で一番高い建築物から見上げる空は何時もと違って近い気がするね そう言えば栓を抜いた日から海水と魚は何処に消えてしまったのだろう この青い密室に閉じ込められると、そんな事を考える余裕が出来るんだ 放牧してる農家に雇われている君は、減っているよりも増えてる事を恐れる きっと乱視になって来てるんだろうから眼科で診察を受けな ルービックキューブみたいに音を鳴らしながら世界は組み替えられた 新しい交流は繁栄と争いを歴史として編んでいく 神は軽快だった手を止めて長考の末に手離したのだろう まぁ、僕らの世代が消えた頃にはそれが当たり前になってるだろうから 未来の事なんて考えなくて構わないね ロボトミーチンパンジーよ、お前には天井のバナナが三日月に見えてるかい? ハールメンが子供達で作った大蛇が地上を舐める様に這いずる音を ただ黙って聞いているのかい? 氷の花はどれも陽射しを浴びて、満開になる前に散ってしまうんだ それはとても悲しい事だけれど、吐き出された星屑の多くが願いを孕むなら 僕はそれを受け入れられそうさ 君のラストセンスを必要だと僕達は理解している 日々の中で遅れていた何かが革新、急進しだす為に 継ぎ接ぎだらけの言葉には、信憑性なんて生き物は住んじゃいなくて カーテンの隙間から漏れる日光を目掛け煙を吐くと脱出を試みてるみたいだ 感傷的になってしまう領域から急接近して形無き心臓を鷲掴みにしたい 生まれ変わる事が出来るのさ、流れから外された星だって 万物に立ち向かうスペクタクルの主役になる気があればの話だけど 高く高く、高く梯子を作って登らないと雲から伸ばす手に触れられない 新しい太陽が昇る時に誰もがその瞬間は孤独で繋がっている 泥のようになった死産が人もどきとなって忘れられた底を彷徨う 嘘で塗り固めた中でセックスだけが真実の女の結末を知る 猜疑心を植付け芽吹かせる、それと同時に変わる事を口走るが もう人の心には異国の様に届かず通じもしない 一部の虫や鳥の様に、星空の夜に雲は何処に潜んでいるのだろう 繋ぎ止めるのは地下水源から湧き出る涙と墜落した人工衛星 砂が金に変り、血が銅に変り出す頃に、潮の泡立ちは銀になり 遅れた希望が音となりやって来るのを聴き逃してはいけない 君のラストセンスを必要だと僕達は理解している 日々の中で遅れていた何かが革新、急進しだす為に 【black nikka】 ピーススマイルのキャタピラを装着した戦車が、俺の庭に踏み入って跡を付けていくんだ 俺はそれが憎くて堪らないから、グーで殴り付けて潰してる最中 いつの間にか真夜中、ホログラムの満月は見上げる角度によって顔を変える 跪いて見るととても美しい、奴隷が身分を変えないのは此所に有るのかもね? おいおい、そんな剃刀みたいな指で指切りなんて出来ないよ お互いに傷付く事が目に見えてる だから口約束にしようよ 守られる保証は薄いだろうけど、互いにショックは受けないだろ? その場に止まって居たって勝手に動き出す建物の中 気分は無重力、丸まりながら吹き出す炭酸ジュースを浴びる サイバーパンクなんて流行りのビートが、電波に乗って耳に飛び込むけど そんなのジュラ紀みたいに文明の無い土地でも沢山聴いていたんだ 螺旋状に光へ飛行するハエの気持ちなんて分からないし レコードにトッピングして焼き上げた時の音の香りや味も知りたいね 想像の未来はハイスピードだけど、現実じゃ驚く程にスローで退屈に進むね だから疲れるまで踊り明かそう、これら全ての現象はお前の為に起こるんだ 巻き戻る川の流れ、宇宙に繋がる公衆電話、エイリアンの侵略スピーチ 俺はロックにただ生きたいから、これら全ての現象をお前の為に起こすんだ ストリップハーモニー、化石の瞳の上映会、後生まで綴られる詩 砂時計みたいな世界だから、引っくり返しても瓦礫が積もるだけなんだ もし完璧な再生があるとするなら、それはグラスの外にある手に限るだろう 移り変わるアートみたいなもんでもあるよね、黒にパトランプは似合うし 青と白には余計な眩しさは不要だ 欠伸に夢は霧散しては行くんだけど 俺はその内容と行方を何時も知れずにいて歯痒い気持ちだ メントールの効いた歯みがき粉で誤魔化して磨いていると 聞こえない地下帝国の悲鳴が神経に沿って聞こえる 気を付けながら痛め付けているんだね お前も知っているあの娘だってそうだったよな 俺らと違うのは自分に向けてるか相手に向けているかで あの娘は後者である事が多くて、潰したくなる笑顔振り撒いてたっけな確か? だから疲れるまで踊り明かそう、これら全ての現象はお前の為に起こるんだ 熔けるキャンドルの誘惑、煙の茎を生やす短命の花、水没させる程の涙 俺はロックにただ生きたいから、これら全ての現象をお前の為に起こすんだ シャドウスイミング、ラブパンデミック、編み直されるプログラムヒューマン モンキーパークに並ぶバナナの知恵の輪 複雑になり過ぎた俺らみたいで 現地に生きる奴等は売るけど買いやしない そんなのに拘るのはある意味、利口じゃないって知っているから でもさ、限られた大衆の想像って惹かれるものがあるよね? 何処を流れ此所に留まり、何を頼りに辿るのかとか 根拠も陰謀も無いんだろうけど この波に乗ったサーフィンの先はモノクロームな404番地では無いさきっと だから疲れるまで踊り明かそう、これら全ての現象はお前の為に起こるんだ オモチャの反乱、スーサイドパーティ、エンドレスネームレス 俺はただロックに生きたいから、これら全ての現象をお前の為に起こすんだ 内蔵の詰まったソファー、生きたダッチワイフ、イカれた新興宗教 何だか今度は静まり返ってしまったね 取り残されてしまったみたいだ 迷子になった様な感覚でもある まぁ、拡大解釈で俺等は漂流中なもんだし 遠くから覗いてる視聴者の窓をぶち破れば解決するだろからね ねぇ、お腹空かない?生ハムとかブラック・ニッカなんかが有るから 暫くリラックスしていきなよ、氷を切らしてるから酔いは早く回るけども ブラック・ニッカ・ストレート ブラック・ニッカ・ストレート ブラック・ニッカ・ストレート ブラック・ニッカ・ストレート モザイクみたいに、動いている確かな物語あるけれど それはそれで完成されたいて見透かせないんだ 【さよならのビート】 たまには遠い何処かへ出掛けてみようと思う 筆と紙と青色の飲料水なんかを持って もう此処には帰らないよ いや 帰らせてはくれないんだ 細かく歴史を繰り返した此処には 寿命が存在していたんだ 天上から剥がれ落ちてたのに なのに僕は空を見ようとはせずに 居座ってしまってたみたいだ 最近は雨が降らないなと 僕は墓標の十字架が刻まれた服を背に 此処から逃げるように出掛けた さよならのビートが聴こえる 荒れ地を走っている 地図からは名前が消えかかっている やがて擦り傷が無くなるように ただの荒れ地の様に埋められていく 僕の向かう先は多分 愛や希望が当たり前に溢れていて 特定の鉱石を見つけ出す前に拒絶するかも この辺に一軒家を建ててみるのも悪くはないだろうね 少し真面目過ぎたあの頃の自分があれば 何か変わっていたのかもねと 手紙が一通ばかりポストも無く僕に届いていた さよならのビートが聴こえる
バイバイコレクションAーSIDE ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 975.8
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-05-07
コメント日時 2018-05-09
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
特にblack nikkaのリズムやビート感が良いなと思いました。不自然ではなく、自然に身体が動くような心地好いグルーヴがあると思います。 また、(砂時計みたいな世界)や(熔けるキャンドルの誘惑)のような詞から浮かび上がる情景は、鮮烈であり鋭くもある気がしました。揺らぎや夢幻性も携えている二面的な感じ。
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