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妹
テーブルのうえに林檎を三個ならべます 妹は風邪をひいて寝ています 三日前から熱をだし 今日は漫画を読みながら ベッドのなか だれもお見舞いにきてくれないね そう言いながらポテトチップス頬張って 鼻歌すずしく奏でている 三日前にふられたと泣いていたのはどこの子だ 林檎を三個買ってきて これあげると言いながら赤くなったのどこの子だ そうだ、アップルパイをつくろうか パイに林檎を包んで焼いたなら きっと明日は甘くなる でっかく、でっかく甘くなる
妹 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 891.6
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-04-23
コメント日時 2018-04-24
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
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エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
拝見しました。 非常に簡潔に、簡素に、だからこそある意味読み応えある詩になっていると感じます。自分はこういう詩が大好物であります。 事実を淡々と述べているだけにすぎないように見えますが、鼻歌、という単語に妹の複雑な感情を読み解くことができます。恐らくそれは、私なんぞが語ろうとしたところで到底その境地に及ばない、恐らく学生と思われる妹の難解な感情が「鼻歌」には込められているように思われます。トラウマとなっているかもしれないと感じた主人公が、ソレを包む事で妹の気持ちを甘くさせようという、いかんともし難かった妹への主人公の優しさを後半で感じます。言葉に出来ないものを言葉にするという、詩の良さを感じました。
0藤井龍平様 コメントをいただきありがとうございます。ふかく感謝いたします。
0花緒@B-REVIEW 様 コメントをいただきありがとうございます。
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