別枠表示
たばこ物語
身を寄せ合って寝ていたんだ 暗い部屋の静寂 それは突然起こったんだ 口を開く天井 太い指につままれたんだ 為す術のない驚愕 私が抜き出されたんだ すらりと伸びる白 柔らかい唇に挟まれたんだ 強引すぎるキス 体が燃え始めたんだ 煙となる悲鳴 空気が通り抜けたんだ 弄ばれる痛み 縮んでゆく体 硬い器に落ちたんだ 赤い高温 軽すぎて音もしなかったんだ 無音に掻き消される熱 上を見上げて目が合ったんだ 巨大な影 何か、という前に蓋をされたんだ 萎んでいく燃え滓 必死で吸う空気が冷たかったんだ 消えていく酸素 まだ光を集める目に映ったんだ 短くなった白 自分と同じ姿をしたゴミが待っていたんだ 何を? …蓋が開いた
たばこ物語 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 913.6
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-04-18
コメント日時 2018-04-19
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
タバコの本数が増えました私です。 とは言っても、一日3本くらいですけどね。 嫌煙さんからしたらそれでもアウトでしょうけどね。 タバコを吸って、捨てるまでの行為 たまに外でも見かける、何気ない描写ではありますが それを細かく、面白く書いていると思います。 こう言った日常のポイントを絞ってくと 世の中は全部詩になるんですねぇ… なんでも、おまんこと谷川さんが言っただけあります。 とても煙草を吸いたくなる詩ですね。 この詩の事を考えながら吸いたいですね。 景色が変わりますよ。 でも…社町さんが、強めの嫌煙家だったらやめます。 過激すぎる嫌煙家へ物申すみたいに批判します。
0貴音さん、こんばんは。コメントありがとうございます。 褒めていただけて嬉しいです。 私は愛煙家のほうですよ。多ければ一日4、5本くらい吸います。 氏の作品は、子供の時教科書で読んだものくらいしか知らなかったので面白かったです。 勉強になります。(他の方から勉強不足にも程があるって言われますかね?仕方ないじゃない仕方ないじゃない!お願いだから責めないで下さい!) 日常のポイントを絞っていった詩…もうまく書けたら良いんですが、やっぱり私は誰も考えてなかったような思想、誰かに衝撃を与える思想を元に詩を書きたいと思ってます… きっぱり悩みを流しきれないこの頃でございます。
0