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悪魔と校長先生
悪魔と 校長先生 校長先生と 悪魔 今も 思い出す 校長先生の あの コトバを 俺の中学校の校長先生は 俺が三年生の二学期の途中から 悪魔にとりつかれて しまって 校内で いろいろ騒動を起こし 教育委員会やら PTAやらでも なにかと問題になった らしいが 俺は そんな校長先生を 面白がって いたんだ だけど 卒業式の挨拶で 事件は起きた 校長先生挨拶 「卒業生諸君! 本日はほんとうにおめでとう! この晴れがましい日に際し 私から言えることは一つしかりません 卒業生諸君! これからの人生 苦しいときや 挫折しそうになったら チンチンを擦れ 悲しいとき 泣きたくなったときは チンチンを擦れ ない人は 借りてください 毎朝起きたら まず 仏壇に手を合わせなくとも 布団のなかで チンチンを擦れ チンチンと その日の体調とか もののあわれのこととか いろいろ語り合え 君たちを救うのは 努力じゃない 愛じゃない カネや会社 政府や理念じゃない 家族や恋人じゃないし もちろん私じゃない ただチンチンを擦れ そうすれば なんとかなる 何かを感じられる 皆さん チンチンを擦ったときの あの 感じを忘れないで これからも お元気で」 そう挨拶を終えると 校長先生は 懐から拳銃を取り出し 自分の脳天を吹き飛ばし 自殺してしまいました 悪魔と 校長先生 校長先生と 悪魔 今も 思い出す 校長先生の あの コトバを
悪魔と校長先生 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 895.7
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-04-16
コメント日時 2018-04-20
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
感想ありがとうございます!確かにテキストとして甘いですね。コトバが軽くて個々の結びが弱いです。詩的な濃密感はないと思います。本作は個人的には朗読用でありますし、また今回はB-REVIEWさんへ初投稿ということで強行偵察、観測射撃の意味合いで現代詩とは毛色の違うものを上げさせていただきました。今後ともよろしくお願いいたします。
0投稿有難うございます。初投稿作品というのは、その後に投稿される作品と違い、作者の思い入れのようなことを感じることがよくあるのですが、本作を植草さんが初投稿作品に選ばれたことを考察してしまいました。クオリティ云々より先に、これ面白いよね、思わず笑ってしまう、という一読しての感想なのですが、そのシンプルでいてちょっとだけ笑ってしまう作風、これへの拘りを持たれた方が植草さんなんだろうなって思ったわけです。この拘りはけっこう、頑固な感じもします。それぐらいネタと云いますか、作品の狙いどころと云いますか、とても明らかでストレートだと思うのです。しかも、「詩?いやいや、そういうカテゴリーじゃなくていいから、面白いって伝わってくれたらいいから」的な反骨心も感じれました。ちょっと深読みし過ぎでしょうか。でも、人生やらなんやらで悩ましい時間を過ごすぐらいなら、ただチンチン擦れよって、そーいう反骨なメッセージではなかろうかって思いました。詩なんて大層に考えなくていいんだ、チンチン擦るみたいに、ただ書いて投稿すればいい。その通りかもしれない。いや、違うかもしれない。まあ、チンチン擦ってみるか。
0皆さん、感想ありがとうございます。返詩までいただき感動と快感で何を返信していいか分かりませんが、私はこれからも現代詩やポエムと言ったカテゴリーとは違った、曲げた姿勢、アルタナティヴな態度をもって書いてゆくことになると思います。何卒また感想・批評等お聞かせくださいませ。
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