春蒙に寄せて - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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春蒙に寄せて    

全能感すら肩におく春のヴェール それすらあたたかくくるしいのか 絹の手巾は東風とばかりに白く純で光沢が目に痛い 美と見紛う桜の雨に浸せばきっとよく似合う 花弁はただ雨音を覆い尽くして目を瞑らす 果実は腐りもすれど、外皮に守られる種子の様態をどうみるか ソメイの丸薬を包んで包んで持ち帰ろうや 今年の梅酒につけこんでのち外気16度を下回れば ほら、黒雹たる春の心の完成祝いに、 雪泥にうづめて棄ててちまえよ


春蒙に寄せて ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 2
P V 数 : 859.6
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2018-03-29
コメント日時 2018-04-05
項目全期間(2025/04/20現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
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エンタメ00
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閲覧指数:859.6
2025/04/20 11時00分53秒現在
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    作品に書かれた推薦文

春蒙に寄せて コメントセクション

コメント数(2)
三浦果実
(2018-03-29)

投稿有難う御座います。同一作品が2回投稿されておりましたので一つを削除しておきました。また、念の為にお知らせしますと月に2作品までの投稿が可能です。

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まりも
(2018-04-05)

ユニークな立ち上がりですね。 漢語の用い方や古風な言い回しも含めて、全体に漢詩的な重厚さを感じました。 春の陽気さに浮かれ出す人々が多いなかで、むしろ梅が開くくらいの時期の、少しキリリとした大気を愛する人が、花見の喧騒が過ぎた後の桜並木を歩きながら、桜の実の実る頃に思いを馳せている、そんな季節のはざまを好む人の姿を想像しました。

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投稿作品数: 1