無題 - B-REVIEW
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ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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無題    

銀の膨らみに導かれた兵が 四日後にやってくる 街に警報が鳴り響いていた 野次馬たちが騒いでいた 消防隊は笑い合い ホースを巻き上げ去った 手配写真を手にした男が 知らないかね?と尋ね回る 野良犬は通りすぎていく ごみ箱を漁っている ふるさとを探している あいさつを交わしている 空を見上げている いつしか男も立ち去った 山の稜線を日が滑る 電線には鳥が数えきれない


無題 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 4
P V 数 : 896.6
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2018-03-13
コメント日時 2018-03-24
項目全期間(2025/04/06現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
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エンタメ00
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閲覧指数:896.6
2025/04/06 19時04分17秒現在
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    作品に書かれた推薦文

無題 コメントセクション

コメント数(4)
アラメルモ
(2018-03-15)

〆に失敗していると思われますね。余情が立ち上がっていないまま終わっている。 だから花緒さんが言われるようにピンとこないまま終わってしまった感は否めない。 数えきれない鳥が、電線~と、最後まで描写に徹するならば、ここにも視線の動きをもたせるべきだと思う。

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まりも
(2018-03-16)

冒頭の「銀の膨らみ」が、もう少し具体的なイメージで描かれていたら、入っていきやすくなるような気がします。私は、凸面鏡のようなものを連想したのですが・・・兵で始まり、鳥で終わる、流れが、あまり景を結ばないのですね。やがて兵士たちが来るから、消防士の仕事(火災の鎮火)も、代わりに肩代わりしてもらえる、というような「開放感」で消防士たちは笑いあっているのかな、とも考えたのですが・・・ 詩脚がそろっていて、とんとんとんと進んでいける反面、イメージの飛躍が大きくて、うまくつなぎ合わせることができない。そんなもどかしさが印象として残りました。

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渡辺八畳
(2018-03-17)

私は一行目でおおっとなりましたが、しかし読むにつれてテンションダウンしました というのは詩の構成といいますか、詩中世界のテンションが一定だからだれてしまったのだ 起承転結とそのままやらなくてもいいが、ここが見せ場ここが導入などといった概念はもう少し意識していいかもしれない。音楽のAメロBメロサビなどの構成のほうが近いかも。サビ最初にもってきたりなど、起承転結よりも自由な構成があるし。サビなどの概念がないプログレも曲調を途中で変えたりなどして単調になるのを防いでいるし。 これと同じことを私はいぜんある人に言われて、その時は「拡散と収縮があったほうがいい」というように言われた

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R
(2018-03-24)

序盤の不穏さが霧散しかけて、 何も始まっていないし、終わっていない。 そんな印象を、良い意味で、受けました。 ただ、この作品に「無題」は相応しくないと思います。

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投稿作品数: 1