日常迷宮(2)
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死を強く握るタキオン／満ちた月について
『死を強く握るタキオン』 私は光よりも速い粒子なんだ あなたの周りをうろちょろ飛んでる そんな私をジョッキに注いで飲み干しなよ いいかい？ ぶっ飛んだ先で待ってるから トイレと着替えは済ましておけ 痛みの中に真実が埋没している ほじくり返されるのさ 脳ミソの皺にスコップが差し込まれる 主張するだけの力のないクソ野郎どもに 開国したてのトリップは一生無理だ 主催者と死傷者が不在のデスゲームに参加してる そんな救えないプレイヤーになるしかない IDとパスワード 曼陀羅の華をクリックしてログイン 滑らかさの死んだ波 眠ることを嫌い 固形物となる空間 堕落した生活に絞られた光線となり入り込み 高解像度の情報爆発が六感を巻き込んで起こる 躊躇うな起動しろ ボリュームを上げろ クソ野郎どもを並ばせて頭を撃ち抜いた音で １曲弾けたの奏でるんだ 舐める機械がクリームまみれの身体を仕上げる 魔法の公式は未知の数秘術から成り立ってる あぁそうだねさっきから何言ってるか分からないね 一晩で妄想が育っていく 指揮者になって首を落としてく 花束で噴き出す血液に栓をして育てる 赤い種が出来たならそれを土に撒いて芽吹かせたい 死を強く握る 屈服して、この結果を受け入れるんだ詩人 重低音に合わせて上下に頭を震る私は悪霊憑き 弾丸を詰め込んでいく 全身に撃ち込まれる感覚を想像する 偽物の筋肉が破裂する こっちに来て明かりを付けろ 逃げ場は無いんだ 無限緊張の爆弾を付けられて 地獄の底に吊るされて落ちていく お前を貪る餓鬼が爆散していく 傷口でなんか描きたい じゃなけりゃ唄っている意味がない きちんとペンと紙を用意するんだ 死を強く握る 理性を振り切る ビッグバンの波動を浴びたら 重力の鎖が解かれて 足音を鳴らすタイミングで小鳥が羽ばたく 透明な森に火が放たれ トリップレインボー 動く雨を熱くする 人を忘れて機械化していく 恐怖が匂いとなって鼻から脳へと到達し お前がここにいる理由が置かれる 私は私の痛みを叩き売りしている 孤高を気取ってる奴には口に詰め込んでる 勝手に作った品行なんて蹴り壊してやったよ そうだよ詩人 私はお前を言葉でファックする 穴を差し出せ お前をファックする 私が言語ハードコアの集合体 花鳥風月にクソを塗り込む 量産型ロボットをやってるポンコツとガラクタ 脳処理がスパークする点滅をプレゼントするよ トリップが足りない 古代文字みたいなのばかり書いてる そうさ詩人 足りないのは常に私からの影響だ 私と血の管を繋げて輸血が必要だ それをキャッチしなきゃいけない 何の為に生やしてる手だ 使えないなら私に寄越せ お前の書くスペースは無い カチカチに硬めた言葉で殴るのは気持ちいいなぁ どこに行けるの？飛べないよそんなんじゃずっと 音符を噛ませてあげる お前が手にしているペンはインクが出ない 書ききったんじゃない ペンが拒否してるんだ 死を強く握ってコントロールする 海のような成長 てんかん性のセックス 螺旋状の動き 液体酸にクリアされる まだクソ野郎のままなのか 死の握り方が足りないんだ 違法な唾を吐き ゲロを吐き 肛門を拡張し 腸内環境から変える 諦めろ 私はここにいる 影響をさっさと受けろ これまでのお前はもう終わりだ ファックユー お前に新しい傷を作る 咀嚼されるガムみたいに虐めて 息を吹き込んで破裂さける お前がそろそろ変わる番だ 死を強く握れ この列車に乗り込む時 お前の名前を確認するんだ詩人 ハゲはじめたトカゲの仲間入りをしてる筈だ 幻想音楽なんて全て誤魔化しだ 名乗ってみろ チックタック時計がうるさい 無意味に時を刻んでる 死を強く握る 流線型に走らせる 白紙の上に文字を 死を強く握り込む、お前の理性を突き抜ける 私は光よりも速い粒子なんだ 私は光よりも速い粒子なんだ 『満ちた月について』 この人生を生きながら 自分たちの葬式を説いている それを忘れてる ハートの弧をなぞるように卵が排出される 月が満ちる度に繰り返している 初めての潮は浴室から排水溝へ流れた ドアを開けて 痛みを抉じ開けて確めた 自分の事なのに何も分からなかった 今では新しいけどどっか痛んでる そんなのを柔らかい皿で受け止める このレバーみたいなのを食べる変態がいるらしい 鞭打って 血を流して 痛みを欲しがる それを食べて 糞にして吐き出すそんな奴が 狂ったように見えるスピードで思考が切り替わる 互いの骨を砕きながらお前の膣に入りたい とてもロックな告白をされた事がある 酒に飲まれて鈍くなった頭に雷が落ちたね 結局はやんわりと断ってしまったんだ ハードコアは体験よりも音楽で聴くのが好きだから 実際にそうだろ やれる人は少ない筈さ あぁコンテンツクラッシャーを除いて全ての人を許したい ぼやけた朝に走る地下鉄に身を投げ入れたい 我慢できないよ１度きりの衝撃で死にたい このオープンワールドは苦痛だ 気が狂うよ 全部台無しにしてしまう このオープンワールドは苦痛だ 気が狂うよ 全部台無しにしてしまう 何を書いてるんだお前は またつまらない問答ばかり列べてるな ここに持ってこいよ 全部燃やしてやるよ 土に還した方が役に立つ お前の気持ちなんてどうでも良い なぁポエマー 土に還した方が役に立つ お前の気持ちなんてどうでも良い ポエマー ファック 文学的な建造物 物事を正しく進めるためだけに生まれたらしい 正しい方角を示せているか定かではない 夜の波のようにただ転がるだけ 合図を気長に待て ただ寝過ごすな 星がは撃ち落とされて 誰かの願いは叶わない 砕けた欠片は地に落ちる前に燃え尽きる 音も無く行われる行為だ 誰かが星を撃ち落とす度に 誰かの願いは叶わずに燃え尽きる 撃ちまくって皆が等しく不幸になれば良いと願ってる お前もやり過ぎだって分かってるだろう やり過ぎなんだ そうやり過ぎ こんなのはクソだ クソだクソだ ミュートからボリュームは最大まで上げろ お前も分かっているだろう あの星座は救えないってのに なのにイエスをインストールして説法したがるあの姿 奇跡は選ばれた奴にしか起こせないのに 勘違い起こして 真似事をしているのは悲しいなぁ 最早アイツも救えない奴だと感じるよ 起きろ、起きろ、起きろ、起きろ 起きろ、起きろ、起きろ、起きろ 起きろ、起きろ、起きろ、起きろ 起きろ、起きろ、起きろ、起きろ あちこちで冷気が熱を奪っていく 皆が夢中になって踊っている最中にだ 気づいた奴から激しくステップを踏む 止まった奴から魂が氷漬けになる 月に代わって浮かぶミラーボール ドラムンベースが必要だ とても高く上がる 高く上がるイメージをするんだ 死線を編んで作ったぬいぐるみが 今日もブラックボックスから殺意を放ってる 私を火傷させる柔らかい綿 硬度を無くした水 もう何も残ってない 私の感情にエフェクターを踏んで大袈裟に届けてくれ 六芒星から呼んでおいた 六芒星から呼んでおいた 起きろ、起きろ、起きろ、起きろ 起きろ、起きろ、起きろ、起きろ 瞬く間にジェノサイド 行くところも隠れるところもない 回らない月にコイントス 賭ける事しか出来ない 地獄の底で乗り回すロケットカー 車輪が外れて道から外れてもぶっ飛ばしていたい 観客の叫びが聞こえる ああ死にたくないって なぜ死にたくないんだ もう死んでるってのに いつも全ては瞬く間に起こるものさ これが私にとって最後の機会になるだろう 人生でお前に会うものは着実に死に向かってる お前は主演で 助演で ときにエキストラとして関わる 文学的な建造物 物事を正しく進めるためだけに生まれたらしい 正しい方角を示せているか定かではない 夜の波のようにただ転がるだけ
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死を強く握るタキオン／満ちた月について ポイントセクション
作品データ
Ｐ Ｖ 数 ： 271.7
お気に入り数： 1
投票数 ： 0
ポイント数 ： 0
作成日時 2024-12-31
コメント日時 2025-01-01
| 項目 | 全期間（2025/01/03現在） |
|---|---|
| 叙情性 | 0 |
| 前衛性 | 0 |
| 可読性 | 0 |
| エンタメ | 0 |
| 技巧 | 0 |
| 音韻 | 0 |
| 構成 | 0 |
| 総合ポイント | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
おおおおお！これが噂にきいてた（何処でか忘れましたが、聴いてないかもしれません）言語ハードコアですか！たたみかけてますねーたたみかけられましたねー脳内の滑舌もよくせにゃならんですねーいやいやいや僕はこのｽﾀｲﾙ好きなんですよねー一気にｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞってくる感じがねー
0タキオンっていう言葉の持つメタファーもこの十年でかなり変わったなと思っており、それ具体的に言えないのですが、むかしはそんなにタキオンって言葉がそもそも浸透してなかったですよね。相対性理論、イーイコールエムシージジョウ、この2個は昔から不動の地位でした。でもタキオンは…………別にマイナーだった。でも！昨今のウマ娘のブームによって……タキオンという言葉は新たに白衣のお姉さん？のイメージも獲得した。知名度が上がり、相対的に神秘が減って、身近になった……その結果、ジョッキの中に入ることができるようになった！ということなのかなと。 ウマ娘が流行る前だと成立しにくかったことが、ウマ娘以降、成立するようになった。それってすごく機敏だなと思いました。
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