別枠表示
1095
真っ新な制服に袖を通した 三年前の春 何かが始まりそう そんな予感がした 期待と不安が入り混じった 桜咲く入学式 誰も知らない 何もわからない 初対面のクラスメイト 授業を受けていても 難しくなった内容に 幾度も躓き 逃げ出したくなったこともあったけど サヨナラしたくない この場所 この季節 まるで、大切なものを捨てるようで 胸が張り裂けそうだ お別れしたくない ありふれた日常さえ 大切な宝物だった 後輩を迎えて共に目指した かけがえのない夢 掴んだものはもっと明るく 僕らを照らしてくれたね 涙と笑顔が交錯する 真夏の大舞台(ステージ) うまくいったり いかなかったり 本番は驚きばかり 季節が変わっても この夏を思い出す度 こうすればよかったのにな 様々な想いが溢れ出してくるよ サヨナラしたくない あの場所 あの季節 大切なものを捨てるようで 切なくなってしまう お別れしたくない ありふれた会話さえも 大切な宝物だった 高三の冬 いつも通りが愛おしくなって 実感する すべての終わり 新しい世界へ踏み出す時 近づいて 想いは もっと強くなる サヨナラしたくない その場所 その季節 大切な仲間と離れるときが 一番つらいから お別れしたくない あの日喧嘩した友さえも 大切な宝物だった サヨナラしたくない この場所 この季節 大切なものを捨てるようで 胸が張り裂けそうだ お別れしたくない ありふれた日常さえ 大切な宝物だった 今年の春 それぞれの道を それぞれの速度で 歩き出すんだ 必ず いつかまた逢えるから あえて サヨナラは言わない 「つらかったり 苦しかったりするときは、 これまで重ねてきた日々を思い出すんだよ。 だから 一緒に歩いていこうね。 これからも。ずっと、ずっと、ずっと、」
1095 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 768.7
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-02-28
コメント日時 2018-03-02
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
「ありふれた」日常、会話を、あとから振り返ったとき、それは特別な時間だったと気づく・・・多くの人がたどってくる道のりであるからこそ、「ありふれた」ことの具体的な中身が気になります。 なにか、そう自分に実感させた、象徴的なエピソードや出来事、他者が目に止めない、でも自分にとっては大切な何か・・・に言及すると、もっと良いのではないかと思いました。
0