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咲光
「咲光」 俯いた道端に 誰も見ない花が咲いていた 静かに、ひっそりと、けれど確かに 黄色い光を放ちながら 陽の当たらない場所で その花は微笑むように立っていた 孤独を知る者だけが気づくように そこにただ、在り続けている 話せるなら 僕は「いつも見てるよ」と 言いたいと思った。 僕は立ち止まり、君を見つけた それは偶然ではなく、きっと必然だった 孤独の中で目を閉じなかったからこそ 君の輝きに出会えたのだ 君の花言葉は「いつも見ている」だった。 陰に隠れながらも僕を見つめ 僕の孤独をそっと包み込んでくれる 君こそが、福音だった 誰も知らないこの小さな奇跡を 僕だけが覚えている 俯いて歩いた道に咲く その黄色い花と共に
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咲光 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 166.5
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2024-12-07
コメント日時 2024-12-08
項目 | 全期間(2024/12/22現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
「陽の当たらない場所で その花は微笑むように立っていた」 このフレーズが最高です。 道端に奇跡を見つけるような、綺麗な心の持ち主である作者は、 黄色い花の鮮やかさのように、心を回復されていくでしょう。 世界で一番美しい病気にかかってしまうでしょう、その花なる人を見つける希望が残っています。 それは、誰もが持っていい幸せでしょう。全てが必然であり、心を美しくしていくことこそが、 人間だって言うことじゃないでしょうか。詩とは、心を純化する過程である、そう言う風に、 私は思っています。あまり関係ないかもしれませんが、今日は、母からトイレ掃除の仕方を 教わって、二人で30分くらいかけて、念入りに、二つのトイレを掃除しました。
2"孤独の中で目を閉じなかったからこそ 君の輝きに出会えたのだ" この箇所に心打たれました。孤独な折りは目を閉じてしまいがちですが、それでも負けじと目を開くとき、小さきものや微細なニュアンスこそが干天の慈雨のように瞼を潤してくれることがある。 そんな出逢いがストレートに表現された詩だと思います。
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