こちら今日の地球です。 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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こちら今日の地球です。    

「火曜日」 とがの口先として螢が回る 活字踊る秒刻みの線香花火 「水曜日」 みずみずしさが淀む頃 水底にいのち 蠢き始める 「土曜日は」 もうすぐ白い骨になるのだから 紙が白くなるのだろうか 白粉塗りたくる言葉のかたしろ 「月曜日」 トマJの各駅停車で トマJを買った 荷車がはずれますよ、 人声がして よく見れば髭があおあおとしていた 「日曜日」 千鳥足で踏む白線の 内側と外側を 僕と影は歩いていた 猛スピードで近付く風が過ぎたあと 僕の影は消えていた あとかたも無く消えていた 影の痕跡を探して 下を見やると 僕がそこに横たわっていた 仕方なく眼を探して 上を見上げると 僕の影が 黒い手を振っていた



こちら今日の地球です。 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 4
P V 数 : 389.6
お気に入り数: 0
投票数   : 1
ポイント数 : 0

作成日時 2024-12-03
コメント日時 2024-12-04
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/15現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合00
閲覧指数:389.6
2025/04/15 00時15分33秒現在
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    作品に書かれた推薦文

こちら今日の地球です。 コメントセクション

コメント数(4)
三明十種
作品へ
(2024-12-03)

月月火水木金金!なかなか地球の自転速度についていけてない僕ではありますが、誰かに呼び止められて振り向けば誰もいなかったって感じですかね、きっとこれはちがいますね。色の使い方がいいなーと。

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メルモsアラガイs
メルモsアラガイs
作品へ
(2024-12-04)

火曜日から土曜日は古代四大元素の概念を曜日に当てはめて作られています。月曜日の『トマ~がいいなあ。これは谷川俊太郎の二十億光年の孤独にある。キリリハルルし?忘れたけど、あの言葉に匹敵するシュールな蒸発作用ですね。荷車を押す人は月のように重力にひきづられて~ってことかな。日曜日は空気。光射す陰と陽。モノクロームな世界観で、これは風が伝える言葉の世界観を外界と内なる意識の精神世界とに分けて考えられている。この月曜日と日曜日があるのでタイトルの地球も宇宙から眺めると輝いて見えてくるのです。

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紅茶猫
三明十種さんへ
(2024-12-04)

ご感想ありがとうございました。 日曜日は「街とその不確かな壁」に着想を得て書きました。 今年もあまり本が読めなかったなーと思います。

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紅茶猫
メルモsアラガイsさんへ
(2024-12-04)

縦書きの詩が好きなので縦書きで書くことが多いのですが、英字の表記は横のままなのでそこに少し不便さを感じます。 メルモsアラガイさんに膨らましていただいた感想とても良いなと思ったのですが、トマJ(トマトジュース)のつもりでした。 しかしながらもっとイミフな様相を呈するなーと我ながら思います。 ご感想ありがとうございました。

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