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衝突
疲れていたせいで体が吹っ飛ばされた 自分を上手く動かせなかったのさ 何かに言い訳してる訳ではない というかそんな場合ではない さっきまでの視界を探して 目を回しながら開けて閉じて 何故なのか今この瞬間 頭も体も心さえも 人生で一番生きるのに必死だ だから何をしても許される気がして いろんな意味で危険な人間になってしまう そう 他人から出たものに簡単にびっくりする癖に 自分自身は馬鹿の一員のくせに 一人前に評価する席についている そこにあるのかないのか分からない点 限りなく拡大しても大きさの変わらない一点 ・・・のような強情な小心者 究極的にそこにいるんだ 何処から来るのか誰にも分からなかったが その核こそは自分だ 自分は何から出来てるか ミキサーにかければ砕け散るようなもんじゃなく 拳を開く前に掴んでいたようなものなのさ 渦巻き状に伸ばされながら諦めていくものじゃなく それとは繋がってない次元に足をかけられるものなのさ 吹っ飛んでいたのを思い出して いつも通り受け身を取れたら また歩き出せればいいのにな 許されたからといって全身投げ出していた もうどうなっても良いのさ
衝突 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 878.8
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-02-25
コメント日時 2018-02-26
項目 | 全期間(2024/11/23現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
タイトルからして、交通事故の場面と、自己分析の切欠となったなにか出来事を重ね合わせている。 (白々しいか?) 事故というテーマの視点で見ると、”そう、他人から~”の連は、前の連との関連がないために いきなり話が変わってしまい、そして”吹っ飛んでいたのを~”のところで強引に引き戻している。 この運びは美しくない。工夫が必要な点だ。 自己分析の視点からすると、この詩の中盤が説明しているのは、「(ブレてしまって)自分の居所、立場が 分からなくなりかけても、首を振って頬を叩くようにして自身を取り戻している」というところである。 哲学的というと大げさだが、原点的なものに対する自問自答はうまく出来ているように思う。 結びの部分は、また交通事故の視点からのオチ、物語の結末なのだが、なぜこのような結果になるのかが わかりにくい。ここまでの詩の運びからすると自分自身を取り戻しているはずなのにそれを投げ出しているのだ。 この脈絡の無さが最後に来てしまい強調されたことで、詩全体のテーマの輪郭をぼやけさせている印象を受ける。 というかそもそもこの詩は明るくない。温かみがない。だから自分でも好評をつけづらい。 ・・・以上は批評の練習的なものです。
0はじめまして。 自己に降りて分析している感じが好きです。 読みやすい語感でもあり、読むのがたのしくもありました。 もっと先、もっと降りていく様をみたいとも思いました。けどこれは社町さんの作品をもうすこし読みたくなるということと似ているとも思っています。 次の作品もたのしみにしてます。
0さ さん はじめまして。コメントありがとうございます! 期待してくださって嬉しい限りです!
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