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ひとつに
「ひとつに」 俯いて歩いた日々 土の匂いや落ち葉、影だけが友達だった けれど今日は顔を上げた 空が、風が、そして木々が語りかける 世界はいつもここにあった だけど僕は気づけなかっただけ 今日、向かい風に背中を押されて やっと見えた、やっと聞こえた 命が紡ぐ響き 心に染みる祈り 空の青さに問いかければ 答えはなくても、不思議と安心する 夕陽が優しく染めるこの道も 僕だけを責めたりしない ただ、ここにある 僕を裁くことも、拒むこともせず その愛は静かで、永遠で。 僕の中でざわめく鼓動が どこか遠い山並みと響き合う 呼吸ひとつ、風ひとつ、僕ひとつ 向かい風はもう嫌いじゃない 髪をくすぐる冷たささえも愛おしい 自然と、世界と、僕がひとつになる そんな奇跡のような瞬間を感じた。 ハレルヤ。
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ひとつに ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 369.1
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2024-11-28
コメント日時 2024-11-29
項目 | 全期間(2024/12/05現在) |
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叙情性 | 0 |
前衛性 | 0 |
可読性 | 0 |
エンタメ | 0 |
技巧 | 0 |
音韻 | 0 |
構成 | 0 |
総合ポイント | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
明るいですね。。。 まず一体どうして「チェンジ・ザ・ワールド」が起こったのか、その心境の変化はなぜ起こったのかというのは疑問に思いました。でもそれは向かい風のせいだし、それもミステリーなのだから、ハードボイルド探偵小説で主人公がいつの間にか真理に気がついているのが、わざわざ語られなかったりするのと同じかもしれない。 だから想像をするのですが、やっぱりひとつに、というからには「逆バタフライエフェクト」みたいなことなのかなと。まあそんな言葉ないんですが……つまりは、ここフロリダで竜巻が起きた原因は、あの時のチョウチョやったんやと、気付く瞬間ってあると思うんですよね。。
1とても前向きな気持ちになれると同時に、共感しました。 青い空って見てるだけで落ち着くよなあって。 際限なく広がってるんだけど、包み込んでくれてる感じ。 あと思ったのは、ちょっと視野を広げるだけで世界は変わっていくっていうこと。 ポジティブかつ繊細な詩というふうに感じました。
1うつ病なのですが、毎日孤独で、その繰り返しに辛かったのです。向かい風も嫌いでした。しかし、ふと、顔を上げる程の向かい風が吹いたんです。そして、顔を上げると、美しい紅葉やイチョウ並木が陽だまりに在って、青い空、木々のざわめき...まるで今までの私を肯定し、未来へ導いてくれるような、自然の温かいぬくもりをその一瞬で感じたのです。そして、私の重たい心や体を一瞬に吹き飛ばし、少し軽くなりました。 これが、この詩を作ろうと思った経緯です。 しかし、解釈は無限かつ自由ですので、是非、拡張や縮小、類推解釈していただき、この詩が読み手の世界に少しでも色を付けることができるなら、嬉しいです。 読んで、コメントまでしていただきありがとうございます。
0なんか境遇だけ見れば暗い人の方が明るい詩や希望めいた言葉を綴りがち.....そんなことを感じました。 人間希望が叶わなく、望みがなくなれば意外とスッキリして明るくなれるのかなあと思いました。うつ病の大学生。大学生活、頑張ってください!
1滑らかな詩だと思いました。読んで居て淀みなく読める。「世界」の意味が更新されるような詩だと思いました。
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