ねえきっと名もない桟橋から
船と一緒に波も離れてく
それを黙って見てる
だから大好きだよ
今思い出したんだ
あなたのこと
ねえ通りすがりの公園の
すべり台からテントウムシが
転がり落ちた
だから大好きだよ
いつも忘れないようにしてる
あなたのこと
あっちは木の実がたくさんなってるよって
親切に教えてくれたから
大好きだよ
大好きでしかない
あなたのこと
あらゆる言葉は忙しい
どれも短いラブソングだ
いつか新しく始める時代のために
喉のうんと奥深く
ため込んでおくものとして
だから
ねえカミナリの音がだんだんと
遠のいて今にも消える
そんな時にも大好きがやって来て
むくむくと雲みたいに盛り上がったら
終いには何かの形に
とうとう誰かの形に
最後はあのお花畑に
絶対帰ると
もう決めている
作品データ
コメント数 : 2
P V 数 : 261.1
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作成日時 2024-11-24
コメント日時 2024-11-24
#現代詩
#縦書き
項目 | 全期間(2024/12/05現在) | 投稿後10日間 |
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技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
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閲覧指数:261.1
2024/12/05 03時55分09秒現在
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やばい。。。 なんだろうやっぱり詩人って、神であり人間を辞めていて、運命を理解しながら何故か何もせずぼっ立ちしてますみたいな。そういう側面ってあると思います。 通りすがりの公園のてんとうむしにピントが合うはずなさすぎて、すごいです。。
1ありがとうございます。ピントが合う筈がないどころか何処にも何にも繋がらない、なのに拾い上げてしまう、食卓の上にサンドイッチと一緒に奇跡までもを並べてしまう、そんな生活でしょうか。神様は人間を辞めても髭を生やすのだけはやめたくないみたいです。うーんマンダム。
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