光、往路、 - B-REVIEW
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ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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光、往路、    

   ○豆腐 しかし。 まがいものにあふれたこんな世の目と鼻の先を一歩二歩三歩……とことこ歩いたすぐ横丁にあるスーパー。顔なじみの店員。  「いらっしゃい」   「どうも」  「いつもの?」  「うん…」 昨日も今日も、たくさんの商品にあふれ。そこに本物がまぎれている。数は少ないがそいつを見つけ、(おお!)  おもわず声を上げてしまう。  立ちすくんでしまう、のだ。  豆腐に醤油。  泥に混じる金の砂が輝く。   ───あの道この道、とことこぽつぽつ、やってきた、  出会いの瞬間、ここにいる意味。  棚に律儀に並ぶもの言わぬ食品たちの顔、  貼り付けられたラベルに流れる墨の字。  原材料は混じりけがない。値段は高価にはちがいない。  逡巡、迷い、さまざまな比較とやらをはねつける光だ。  オレは、この国は、そしてこの街は大丈夫だろう? と、頭を巡らせながら家路を辿るんだ。  ○SEa HoUR  タワーレコードの海。 ぶくぶくあぶく銭が生まれては消えていく。 店内にまぎれるうち息が詰まる、 あふれかえる棚に隙間なく並列された律儀な音盤たち。 しかし、この資本の無様はなんだ? ここで右往左往とさまようオレはなんだ? 水の泡、水の時間、水。 たしかに、目的らしきものを持ち、求めやって来た。 そうしてやがて逃れ逃れて最後は押し流されてしまう。テブラノオレ。 あのケバい専用の袋もまた、白壁に吊るされ、ガラスをつらぬく朝の静謐な光に射たれてしまう、とき、神々しいまでの姿、影、光、    生きる、 生きている、 そして



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作品データ

コメント数 : 0
P V 数 : 294.3
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2024-11-23
コメント日時 2024-11-23
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/15現在)投稿後10日間
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閲覧指数:294.3
2025/04/15 06時25分17秒現在
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