黎ゐ外套 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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黎ゐ外套    

くろ外套コオトを羽織つたら 衣嚢ポッケットから静寂が落ちた 私は其れを手に取つて 冬の夜空に投げ捨てた 黎ゐ外套を羽織つたら 衣嚢から孤獨が落ちた 私は其れを手に取つて 冬の夜道に置ゐてきた 黎ゐ外套を羽織つたら ほかには何が出るのだらう



黎ゐ外套 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 5
P V 数 : 572.2
お気に入り数: 0
投票数   : 1
ポイント数 : 0

作成日時 2024-11-19
コメント日時 2024-11-26
#現代詩 #歌誌帆掲載応募 #縦書き
項目全期間(2025/04/15現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
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叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合00
閲覧指数:572.2
2025/04/15 00時15分35秒現在
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    作品に書かれた推薦文

黎ゐ外套 コメントセクション

コメント数(5)
メルモsアラガイs
メルモsアラガイs
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(2024-11-19)

肩を引き上げ下げて歩く黎い外套/そうくればやはり中原中也の面影を引き摺ります。

0
鷹枕可
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(2024-11-20)

此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 未だ、ご応募受付開始よりは間がございます。 暫し、(凡そ、冬季=年始頃に始動との計らいでございますから、その時分迄。) お待ち下さりますと嬉しく存じ上げます。 御作を、拝読させて頂きました。 文体は確りと確立なされており、難読語彙にはルビを振っていらっしゃられる親切な設計であるが為、 之も万人が可読しうる作品となっていらっしゃられる。 何処か、童謡的でもあり、衣嚢にはビスケットならぬ孤獨が存していらっしゃられる処等は、なかなか詩的であり、愉しく拝読させて頂きました。 而して、之が傑作であるかどうか、と審美を致しますに、矢張小品と致しましては気が利いておりますが、 この筆力がございましたならば、もっと佳い作品を起草し得るのでは、と考えて仕舞います。 方向性には、相違はないと存じますので、より先鋭化をなされた御作を期待致したく、存じ上げます。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度は、ご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。

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三明十種
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(2024-11-20)

敢えて厳しい茨の詩道表現道を選んでおってんですねー難読漢字文語体縛り、僕は好きなんですけどねー(型にはまるのも嫌だからいったんガラガラガッシャーンしちゃうんですけどね)

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熊倉ミハイ
熊倉ミハイ
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(2024-11-26)

「手に取る」ことが重要なんですね。夜道に落ち、最後に置いていくなら、一度拾い上げる必要もない。 又、何かが入ってるのを確認するなら、羽織る必要もなく、クローゼットに掛かった外套からポケットを漁ればいい。けれど、羽織った時に生まれるんですよね。 つまり、黎い外套で身体が夜に溶け込んでいく中で、沸き上がる感情だけは溶け込めずに、ぽろぽろと落ちているのだろうなと。 哀愁がよく表現されている詩だと思いました。

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AssA
AssA
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(2024-11-26)

古風な詩とお見受けしました。古風である故、多少読みにくさはありますが、何故か自然とスラスラと読めてしまう詩でもあります。

抒情:0% 前衛:0% 可読:0% エンタメ:0% 技巧:0% 音韻:0% 構成:0%  
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投稿作品数: 3