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雪景色
雪は 温もりだけを残して 少しずつ これといった理由もないように 身体の熱を奪ってゆく 雪は 声を吸い込んで かわりに 雲から持ってきたまどろみを 吐き出してゆく この灰色の世界で 木々は凛と立っている 白い帽子を 浅くかぶって この灰色の世界で 私の指は紅く燃えている 水を含んだ手で しっかりと皺を作って
雪景色 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 821.1
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-02-23
コメント日時 2018-03-03
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
雪が「温もり」だけを残して熱を奪う、というのは、雪景色の見た目の温かさ、まどろみに誘うような柔らかさのイメージでしょうか。 声を雪が奪うというイメージ、眠りに誘われていく感覚。 もし雪に降り込められたら・・・という夢想(このまま眠り込んですべてを忘れてしまいたい、という願望)の中で、雪に抗して立つ木の凛とした強さに励まされ、自らの肉体に流れる血潮に目をとめ、生きる気力を取り戻す(気力があることに気づかされる)という方向性を感じさせる作品でした。 雪景色の描写や体感が、表層的な印象にとどまっているのが惜しいと思います。 最終行は、雪を握りしめて体温でとかす、そんな意志の力を暗示したかったのでしょうか?
0投稿ありがとうございます。実はサイトの不具合が一時発生し、登録の際に名前を設定出来ない事態が発生しておりました。申し訳ありませんが、こちらのコメント欄にて設定したい名前を記載いただければ、運営者の方で設定しますので、お手数ですがよろしくお願い申し上げます。
0作品についてコメント致します。 少しづつ これといった理由もないように このフレーズが作品全体を静粛なものとしてイメージを誘っていると思います。とても心地よく。
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