心を失くした
心のようなものだった
心だと思っていたから
かわりに心になってあげた
裸になって
裸足になった
せつなくなって
よろしくと言った
はじまりはいつもびぎん
じっとしていた
発酵しだして
ヨーグルトになった
甘さが足りなくて
懐かしかった
いつもの朝
いつもみたいに
さびしかった
離れようと決めた
はじまりはやっぱりびぎん
ぼろぼろとこぼれた
別の理由だった
いきなりすっくと立ちあがったら
頭が危なかった
おかげでいろいろまざった
やさしかった
はじまりはどうしてもびぎん
で
責任持った
お金もあった
だけどひたすら黙っていたら
虫になって
ちょうちょになった
巡り会って
殴り合った
終わって待ってたら
ようやく見つかった
青い雨
赤い血
ただの肉だった
森へと育った
しょっぱかった
かなりしょっぱかった
駆け抜けた
何も持たずに
道なき道
胸をはずませ
会いに行った
私のかわりに
私のようなもの抱えて
置いていくと見せかけて
一緒に連れていく
だってこんなはじまり
びぎんに決まってるんだから
作品データ
コメント数 : 2
P V 数 : 331.6
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ポイント数 : 0
作成日時 2024-11-07
コメント日時 2024-11-14
#現代詩
#縦書き
項目 | 全期間(2024/11/15現在) |
叙情性 | 0 |
前衛性 | 0 |
可読性 | 0 |
エンタメ | 0 |
技巧 | 0 |
音韻 | 0 |
構成 | 0 |
総合ポイント | 0 |
| 平均値 | 中央値 |
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
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2024/11/15 17時54分20秒現在
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なにもかもがえぶりしんぐだし まいにちがえぶりでいだし ってことはおわりはえんでぃんぐで はじまりはびぎん 言葉の奥には言葉の言葉とでもいうべきもうひとつの言葉があって 妻咲さんはそこまでアクセスしてポエムを書いてるなって思います うまいし奇妙です かわいいんだけどちょっとおそろしい かなしいんだけどなんかやさしい そういう二分法みたいな そういう詩学のベーシックがきちんとしてるなって思いました なによりオリジナルだからクリエイティブや・・・
1なんと天才詩人さんからコメントとは、今日はなんていい日だ。 この詩はもう3年くらい前に書いたもので、久しぶりに見つけて面白かったので投稿してみました。わかりやすい言葉だけを並べて何か響きだけのものを作れないかと。石のようなつむじ風のような、なるべく表現することを拒否しながら表現する、みたいなことをやってみたかったのでした。主人公も情景もない、感情だけがある、みたいな。あんまり話すとアレですけど。今の私だったらどんな書き方するだろう、なんてちょっと思いながら。詩のメインストリートからはちょっと離れたとこで書きたいという気持ちはあります。ありがとうございました。 あ、真面目に返しちゃった。
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