幻日と夢 - B-REVIEW
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幻日と夢    

青白い虫が騒がしい音符となって飛び廻る 縦横無尽に休む事なく 攻撃的に急降下してはぶつかるように まるで羽音は騒音 そうただ虚しく響く中味のない夢 私は一人立ち止まり耳を塞ぐ 意味すら持たぬ言葉の羅列が襲いかかり 心臓の奥深くまで突き刺すまで どこかで白いウェディングドレスの端が舞い 教会の鐘が鳴る 迫り来る幻日が無意味な憧れを奪った 崩れ落ちた瓦礫が降りかかる まるで夏の豪雨のように わたしは抜け殻となっていつまでも 綿のない人形を抱いていた 黒い布帯で目隠しをしたまま 枯れた涙を流して



幻日と夢 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 7
P V 数 : 740.4
お気に入り数: 0
投票数   : 1
ポイント数 : 0

作成日時 2024-11-01
コメント日時 2024-11-26
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/15現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
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叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
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閲覧指数:740.4
2025/04/15 00時15分36秒現在
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    作品に書かれた推薦文

幻日と夢 コメントセクション

コメント数(7)
神谷りくと
作品へ
(2024-11-01)

幻日が憧れを奪ってしまってから、抜け殻となった主人公の「綿の無い人形」、「黒い布帯で目隠し」、「枯れた涙」という比喩は、黒い布帯の目隠しは現実や真実を見る「視覚」を、枯れた涙は「感情」を、そして綿の無い人形は「心」を失ってしまうように感じ、喪失感を感じる詩だなと思いました。

1
秋乃 夕陽
秋乃 夕陽
神谷りくとさんへ
(2024-11-01)

神谷りくとさん、感想ありがとうございます。 神谷さんの分析通りですね。 またよろしくお願いします。

1
テイムラー隆一
テイムラー隆一
作品へ
(2024-11-17)

分析は他の人がやってくれているからいいとして……。 歌系の作品は明るく されど文章系は暗く こういった特徴を持つのって意外と珍しいなあ。 大抵は作風が統一されがちなんだが……

1
三明十種
作品へ
(2024-11-18)

「幻日」と「現実」…それに「限日」…「言質」採集していかないとねー言葉の羅列ダダダダダダーッと襲ってくるのん分かります分かりますとも!

1
秋乃 夕陽
秋乃 夕陽
テイムラー隆一さんへ
(2024-11-18)

テイムラー隆一さん、コメントありがとうございます。 まぁ、他の方とは違う特徴を持つことも一つ強みになるのかなぁと思います。

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秋乃 夕陽
秋乃 夕陽
三明十種さんへ
(2024-11-18)

三明十種さん、コメントありがとうございます。 言葉遊びみたいになっていますが、ひとつひとつ意味という命を吹き込んで描いてみました。

0
AssA
AssA
作品へ
(2024-11-26)

青白い虫というのは曖昧ですが、たくさん集まることでの表現をドレスとして、非常にわかりやすさに富んでいると感じました。

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投稿作品数: 2