タイムカプセルから出てきたもの - B-REVIEW
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タイムカプセルから出てきたもの    

十二年前に書いた 八歳の僕から二十歳の僕への手紙 どれだけ希望を持っていたのか 夢を抱いていたのか 内容を読めば読むほど 胸に刻まれる 二十歳の僕から八歳の僕に 手紙の返事を書いた 届くわけがないと知りながら 書けば書くほど 今の僕は言う 希望を持つなと 書いた手紙を破り捨てる 次は二十歳の僕から 二十歳の僕へ 書き直した もう一度希望を持つために 八歳の僕の心を思い出しながら



タイムカプセルから出てきたもの ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 6
P V 数 : 764.5
お気に入り数: 0
投票数   : 1
ポイント数 : 0

作成日時 2024-10-03
コメント日時 2024-10-15
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/15現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
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閲覧指数:764.5
2025/04/15 03時01分05秒現在
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    作品に書かれた推薦文

タイムカプセルから出てきたもの コメントセクション

コメント数(6)
緒北くない
緒北くない
作品へ
(2024-10-03)

飾らない直接的な言葉で、メッセージが良く伝わってきて良いですね。特に最後の「8歳の心を思い出す」ところは、今の年齢の自分が自分に手紙を書くのでは希望を作り出せないという諦念のようなものも読み取れて好きです。 最初読んだ時、少し「手紙を破り捨てる」は少し大げさかなと思いましたが、諦念を超えようとする意思の大きさを考えると妥当かもしれないですね。次は作者様のここで言われている「希望」や「夢」をもう少し掘り下げた詩も読んでみたいなと思いました

1
秋乃 夕陽
秋乃 夕陽
作品へ
(2024-10-03)

老若男女問わず今は希望を持つことが難しい。 まるで四方を高い塀に囲まれ、進むたびにぶち当たる。 見上げてみれば、だだっ広い空ばかりが広がり、雲は御構い無しに悠々と漂う。 こんな世の中で二十歳の君は二十歳の君に手紙を書く。 もう一度希望を持とうと気持ちを振り絞りながら。 私はその姿に共感します。

1
神谷りくと
緒北くないさんへ
(2024-10-06)

コメントありがとうございます。 今の自分が書く手紙はどこか諦めや現実に染まってしまいがちでした。その中で「書いた手紙を破り捨てる」という行動で表現したのは、再び純粋な心で希望を掴み取りたいという意思を、やや大げさにも見える行動を通して伝えたいという想いからです。その意図を読み取っていただけたこと、大変嬉しく思います。 今後もお読みいただけますと幸いです。

0
神谷りくと
秋乃 夕陽さんへ
(2024-10-06)

コメントありがとうございます。 この詩を読み、希望を持つことが難しいこの世の中で、もう一度希望を持つために、二十歳の私が二十歳の私に手紙を書くという行為に共感を持っていただけて嬉しく思います。 自分自身に手紙を書くという行為は、現在の私にとって詩を書くことと似ていると感じています。まだ投稿できていない作品も多くあるのですが、今後投稿する作品の中で破り捨てた手紙の内容や、書き直した手紙内容を想像していただけると、さらに楽しんでいただけるかもしれません。

1
秋乃 夕陽
秋乃 夕陽
神谷りくとさんへ
(2024-10-06)

希望が持てない世の中だからこそもう一度ジブ羽振り返り希望を持つために自分に手紙を書く、なるほどなぁって思います。 確かにそれは詩を書くことと似ているかもしれませんね。 自らの身から出たものを詩や手紙といったものでよく消化し、自らを奮い立たせ、できれば読み手も共感という力で共に手を取り合えたら良いですよね。 これからの作品を拝読するなかで神谷さんの内側から出たものとして、「破り捨てた手紙の内容や、書き直した手紙内容を想像」しながらぜひ楽しませていただきますね。

1
田代ひなの
田代ひなの
作品へ
(2024-10-15)

大人になるにつれて現実を知っていくことで、子供の頃に持っていた希望を持てなくなっていく。悲しいけれどそれが人間の性なのかなと感じました。 終盤の二十歳の僕から二十歳の僕へ手紙を書くシーンで子供の頃の気持ちを思い出しながら書く方向にしていることで、投げやりで終わるのではなく、希望を持たせる終わり方にしているのが素晴らしいですね★

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投稿作品数: 2