孤寒なわたくし、どこまでも飽和し
呼吸に意識を集中し、体のこわばりを流し
今
立ち上がり雲をみている
あの雲はわたくしの
小説のようにおもわれてくる
+
すずしすぎる秋になって私は帰らなければ
ろくに飲めないお酒を飲んで
体を温めなければ
韓国のお酒がいい
韓国のお酒がいいよ
今
澄んだ秋の夕空に流れる星を
しかとこの目にみとめました
( 出しっぱなしの風鈴が鳴る・・・
方向性のまばらな感情が
風鈴一点に統一される・・・ )
+
祭りのフィーリング、芝生の上にころがる
わたしは下の下を自覚しつつ
偉い人たちの中を歩いている
この人も生きているから偉い
この人も生きているから偉い
あの児は楽しんでいるから一番偉い・・・
書きつぶれそうなこんなテキストを書いて
やはりアルチュール・ランボーをおもいました
それから中也をおもいました
雲も、お酒も、人も又、天才であるとおもえました
そして
わたしはただぶらぶらと
路傍の端でじぶんの目の疲れ、を
おもうのみでした
作品データ
コメント数 : 6
P V 数 : 828.4
お気に入り数: 1
投票数 : 2
ポイント数 : 0
作成日時 2024-10-01
コメント日時 2024-11-12
#縦書き
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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前衛性 | 0 | 0 |
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エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
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可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
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閲覧指数:828.4
2024/11/21 23時09分57秒現在
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節々の表現が好きです。 雲がわたしの小説のようにおもわれたり、 出しっぱなしの風鈴という、気が遅れていくこの感覚。マイペースを維持する強さについての詩かもしれません。 そこに惹かれたため、「祭りのフィーリング~」からの終盤が、周りを気にし出して勢いが無くなっているように思いました。いや、それこそが人間臭さ、マイペースの一面かもしれませんが、前半がカッコいい表現ばかりなので、不釣り合いに感じてしまいました。 ただ、良い詩です。
1物事を上下ではなくフィールドワーク的地図の横の動きで捉え、好きなことを掘っていれば知らぬ間に深くなれて高みにも住めるのではないでしょうか?お気持分かりますけど。
1時祭。時祭りと云えば時代祭り。平安神宮創建、平安遷都1100年を記念して始まるのですが、まさか時代イヴのことじゃないよね? このタイトルは語り手がその時代次代の時空を彷徨う様に刻の歳月も意識されて読めてくる。佳き詩文じゃとて、わらわは思うのじゃが、一聯にみられる、孤寒なわたくし~あの雲はわたくしの~この聯だけわたくし表記にまるで天上の巫女と化してあるのじゃが、わらわはあまり効いてないように身受けられて小酔うぞ。 自らを指して詠まないほうが良いように感じます。
1上手いと思った。 文章の展開とか参考にしたい。
1皆さん、コメントありがとうございます。 詩「文」としてこの詩は「展開」されてゆくのですけれど、後半の緩みは相変わらずで エッジが足らなかった感が否めませんね。 でも「時祭」というのは儒教のお祭りのことでして、韓国のお酒も登場するのですけれど 詩文として一旦弛緩するところも、実は計算に入れてたんだ。勿論、お酒から醒めるところも。
0瞑想とエゴ→秋の青白い午後から飛んできましたよーいやいやいやいや好みっすねー程よいちゅうか今日の僕の波長体調心境にはまりましたねーなんちゅうかなーあの寂寥感とゆーか、うまくいえないなぁ~いやあ最近創作意欲落ちてきてたんで(いい刺激)をいただきましたよー(創作意欲落ちてきて最近ここで頓珍漢コメント書いている者です)ありがとう。
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