分かつ/糸口 - B-REVIEW
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分かつ/糸口    

一縒りの糸が かつてわたし達を繋いでいた その端が今、ほつれ始め 時の流れは 静かにそれを引き裂いていく 糸は一筋ずつ 沈黙の中へ解けていく たえずひとつだったものが 今は分かたれるー 君の声は遠い残響 手は伸ばしても 決して届きはしない わたし達は物語の断片 戻せぬ風に曳き裂かれたまま 糸口は垂れ下がり か細い線は 過去と 可能性の狭間を揺れ惑う それでも、まだ握りしめる ほつれた糸の端に 運命の手抜かりが 隠れてはいまいかと 心躍らせ



分かつ/糸口 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 2
P V 数 : 491.6
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2024-09-15
コメント日時 2024-09-17
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/15現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
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叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
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閲覧指数:491.6
2025/04/15 02時20分59秒現在
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    作品に書かれた推薦文

分かつ/糸口 コメントセクション

コメント数(2)
メルモsアラガイs
メルモsアラガイs
作品へ
(2024-09-15)

ひと言で愛別離苦と言うよりも疎遠になった人への積年の想いでしょうか。 これを男女の異性間と取るかかっての友と受け止めるのか、と問われたならばわたしは後者を選びますね。硬質でもあり上手い文章です。これもタイトル有りきでしょうか。?(知らねえけれど、) ね、厭ですよね。こんな言い方されれば。(わかりませんが、)ですよ。よく知らない相手に対する投げかけた文句ならば。笑。「分かつ/糸口」詩文も硬質な書き方をされておられるので、どうでしょうかね。想像の拡がりを読むのが難しい。作者の意図に圧迫されて入り口が狭くて窮屈な感じもするのですが。

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佐界無学
佐界無学
メルモsアラガイsさんへ
(2024-09-17)

ご感想ありがとうございます。 すべてを見透かされているようです。メルモsさんは名探偵ですか? でも打ち返して頂けるので、投げた甲斐もあったと言いましょうか。 確かに、長年会えずどうしているのか気になる友はいます。 (何故か夢にまで出てくるんですよね) 私は読み手に状況を委ねたい心情から、あまり情報を盛らなかったのですが 逆にそれが読み手の想像を狭めていたとは非常に驚きでした。 糸口を用意することができず申し訳ありません。 次作では軟質で入口の廣いウェルカムな詩を模索したいと思います。

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投稿作品数: 2