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物語に幼い牙を突き立てろ
あなたが言った 罅割れた氷、その、溶けゆく悲劇性 血と塩に塗れてる と 冷ややかな面を滑る指先は 少し 濡れる 意識は言葉に吸着されるけど。 ヒドラ、ギドラ、オロチ、ケルベ、オルトロ、スキュラ。 多頭だ、結局は。 (あなたは口を噤み滲んだ目を綴じて静かに首を横に振る) 幻だけが心臓に沈むよ 多淫さを恋人となじり合う 唇が語れ無い愛とやらを 唇の内で噛み砕き飲み込む 愛は喰いもんだ 獣の仔のようにくっつきあって眠る 気持ち良い それでも 別々の夢をみる それでも 君の傍に居たい 愛は喰いもんだ 鏡張りの神様の睫毛に 涙が溢れてた 角度を変えて 描き出される万華鏡、光と闇、色の破片達 爆撃音 ちんげについて書いたのなら まんげについても書かなきゃne! 神様にちんげやまんげは生えてる? 私のまんげは40歳を前に、濃さを喪い、緩やかに水を垂らし、決して美しくは無い 汚らしく弛み長い皺の刻まれた肉をあちこちにぶら下げた体と同様に 醜さと言う方が近い 氷を飲んだ心臓から 暴き出される小さな音を 聴こうとする 何処までが残響で 何処までが神様のげっぷで 何処までが階段を削る音で 何処までが私の歌だった? 世界には無数の無数の無数の物語が、まるで陽炎のように 太陽に炙られる雑踏のその上 青の底に 涙達が蒸留して逝く 俺を 置いて 行くな 俺を 置いて 行くな 俺を 置いて 行くな ! 君は言う 私は歩く 炎の上を氷の脚で 氷の上を炎の脚で 最後に耳に残るその歌が、いつか私の心臓になる 君の顔を今までで1番強く殴り 鼻血を垂らして 笑う顔が見たい 物語に幼い牙を突き立てろ 氷で出来た心臓がドキドキして血が噴き出すよ 物語に幼い牙を突き立てろ 水に怯える犬のように愚かに 餓える餓鬼んちょみたいに愚かに 愛し合う人達みたいに愚かに ね。
物語に幼い牙を突き立てろ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 608.0
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2024-09-12
コメント日時 2024-10-24
項目 | 全期間(2024/11/23現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
さまになっているし、かきっぷりがいい。 ヤリマン肉体派にみえてそのじつ無理目、的な。 ギャップっつーのか、興奮する要素が... あるのかな? でもやっぱり目を凝らしたら、...やっぱりあるような。 きっと世代が同じなんで、感覚自体はすんなりはいってくるのです。 そのぶん、この良さに、よくもわるくも、耐性がついてるのですよね。 他の方の意見を聞いてみたいところです。 それと良いと感じるのにも、そういう気分じゃない時と、快い時があって、 体調によって変わりそうな印象(今日はよく感じる日でした)
0すごーく辛めのコメントを敢えてするんですが 意趣があるのはわかるんですけど 書きたいことみたいなものに振り切りすぎてて ちょっと意味が曖昧になってしまっているかもですね もうすこし読者にコンタクトする仕掛けなどがあると 雑多さのなかにもひとつのとっかかりを作れるんじゃないかなと もし不要なアドバイスだったら無視して下さい…
0お読みくださり、有難うございます。 最近つねにばたばたで、お返事遅くなってしまい、ごめんなさい。。。さまになってる、書きっぷりがいい、というお言葉、とても嬉しい!やりまん肉体派は判るけど、無理目、という言葉が判らず、れいぷ目みたいなやつ?と思ったんですが、調べたら高嶺の花的な意味の砕けた表現なのかな?先日この詩の朗読動画を投稿したのですが、それを見ていただいたら判る通り、私は見た目はでぶす、中身は中卒、しかもこうやって直ぐ卑屈になる、無理目とは程遠い系です。ちょろい系wだから興奮する要素があるかと言われると、うーーーんwwwwwでも、それ位で良いじゃろとも思うんです。がち美女が過激なえろ詩を書いたら、非もてのびれびゅ男性陣が大変なことになってしまう(さらっと挑発)だから、汚れ過激系詩はおばちゃんに任せとき!て感じですw 私も、おまるさんは年代近いかも、となんとなく思ってました。だから、仰ること良く判る。世代を超えて、老若男女に伝わる表現が、やはり理想だと思うんです。私の詩の表現だと、そこに行くのは難しいのか。。。しかし私なりに必死に研磨して来た(つもり)の表現を簡単に棄てることも出来無い。 >他の方の意見を聞いてみたいところです。 こう書いてくださりましたが、あまりこめがつかなかったのがその答えですよね。。。orzまぁ、しんどい道ですが、めげずに懲りずに、頑張ります。その中でちょっとずつでも、表現の幅を拡げていけたら。 また、体調、感覚の合う日に、読んで貰えたら嬉しいです。 感想・ご批評くださり、有難うございました。
1お読みくださり、有難うございます。 おまるたろうさんのこめにも書いた通り、ずっとばたばたしていて(言い訳)お返事が遅くごめんなさい。 うん。私の詩に対して多い指摘が、歌詞や(たぶん悪い意味での)ぽえむっぽい、と、内容が雑多過ぎて纏まりが無い、の2つなんですよね。。。天才詩人2さんのご指摘も、纏まりの無さ・雑多さから来る曖昧さですね。うーーーん。。。書いてる時は夢中なので判ら無いのですが、後から読むとその意味が判る。。。自分でも纏まりねーな、と感じる。対策としては、てーまを決める(絞る)ようにして、なるべくそれに沿った文章を心がけるとかかな。今後試して行こうと思います。 >書きたいことみたいなものに振り切りすぎてて ほんとそうなんですよね。。。それで良い、と思いずっと書いて来ましたが、これだと私みたいな才能の無いやつはまじで成長しない。。。orz他者に対する、私的な考えや感覚の説明、が詩の技術の根幹だとしたら、ずっと私は疎かにして来たのかも。 >もし不要なアドバイスだったら無視して下さい… とのことですが、いえ、ためになるご指摘でしたん!有難うございます。 感想・ご批評くださり、有難うございました。
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