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独り言
いつからかずっと 電車は他人事ね 星の代わりにネオンが輝く場所 を目指して 誰も知らない独り言 更新するための右周りのまあるい矢印 何度も押したのに いちミリも変わらなかったな 忘れかけてた落胆 気怠げに降って 灯りはほろほろ凍って戻らない 煮詰め過ぎて苦くなった 独りよがりに シロップ垂らした 自分勝手と言われても 揺れる 眠気とうつろな夢は途切れながら 眠る まだ望みをつぶやき続ける 愚かさを そっと綺麗に包みこんで
独り言 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 988.1
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-02-14
コメント日時 2018-02-17
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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エンタメ | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
「他人事ね」「変わらなかったな」という口語的な表現の中で、電車やシロップなどの日常的に目にするものを題材にしていることで、等身大の言葉という感じをこの詩に覚えます。内容についてもそんな等身大な感じの中でそっとした悲しさのようなものが言われていて、その組み合わせがとてもいいと思いました。例えば第一連だと、人が集まる空間としての電車が他人事になってしまって私は独り言を呟いているしかなくて、だけどそこで向かう場所がもう決してロマンチックな詩で詠われるような星ではなくてネオンでしかないというのが、何だか哀しい感じがあります。 ただ一つ思ったのは、そうして日常的な素材を選んでいることで、気持ちがちょうどいい大きさで表されているように感じた反面で、シロップの苦さを気持ちの苦さと重ね合わせたり、或いは星とネオンを光の中での自然と人工として対比させたりするのは私としては日常の言葉の中でも見られる形のように感じて、そのことが、単にこの気持ちを日常の気持ちとしてではなくて詩として出すだけの力を弱めてしまっているかもしれないと感じました。でも、本当はそんなに変に詩として厳かに振舞ったりしていないから、この詩が良く感じるのかもしれません……。
0お久しぶりです。 貴音です。 ぬるい感傷に溢れている詩であると思いました。 心地良く癖になりそう。 syrup16gを聴いているような感じですね センチメンタル https://www.youtube.com/watch?v=_DcrLAHWhs8 遊体離脱 https://www.youtube.com/watch?v=Men_E22k2Z8 詩に音が入るならこんな感じでしょうか? 違い過ぎたらすみません あくまで私の中でなので…
0Rixia_7oceansさん、こんばんは!コメントありがとうございます。 非現実的な世界も素敵だと思うのですが、現実が目の前にあって生きることが要求されているとどうしても空想家になりきれません。だから、行きたいなあという願望を込めて知らない世界を描いてはいるのですが身近にある言葉ばかり選んでしまいます。いつか、何もかも忘れてこの世に無いような美しい場所の詩を書いてみたいです。
0カオティクルConverge!!貴音さん♪��、こんばんは!コメントありがとうございます。 最近自分について考えることが多くて詩が暗くなってしまうのですが、心地よいと言って頂けて嬉しいです。 syrup16gは初めて聴きましたが、センチメンタルが凄く良かったです。 ダメな自分を諦めながらも、でも君に伝わらなくて悲しいというどうしようもない切なさがいいですね。解決出来ない悲しさは私も時々感じるので、まるで言葉にしてくれたようです。
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