豪雨と明日 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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豪雨と明日    

ガラス越しの振動だけが聞こえてくるような 私の居場所 いつのまにか時間は溶けて 何かがすぐに切り替わることはない 心のコップに音の塊で埋め合わせをする 気持ちいい音楽だけが聴けるこの場所で 東京には雨が降ったの 振動すら感じられないような粒でも肺を満たす 得体の知れない色の筆がありとあらゆる臓器を染め上げる 雨は呼吸だけを支配下に置く むしろ混ざった色の美しさに気づくチャンスをくれたのかも 安心しきっている人もいればそうでない人もいる あれがあればこれもある この場合もあればあの場合もある 考えたって仕方ないことだけど 前を向く選択肢があるんだって言うことができる きっと意味があるだって信じてる 歪んだ心を無理に取り繕うことよりも難しいこと 帰ったらアイスを食べよう いつでもいいよと構えてみよう 聞いてみよう


豪雨と明日 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 5
P V 数 : 587.0
お気に入り数: 0
投票数   : 1
ポイント数 : 0

作成日時 2024-08-27
コメント日時 2024-09-01
#現代詩
項目全期間(2025/04/10現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
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叙情性00
前衛性00
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閲覧指数:587.0
2025/04/10 10時46分00秒現在
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    作品に書かれた推薦文

豪雨と明日 コメントセクション

コメント数(5)
つつみ
作品へ
(2024-08-27)

第2連がとても良いと思いました

1
テイムラー隆一
テイムラー隆一
作品へ
(2024-08-29)

雨の部屋の中のしっとりとしたような、そんな雰囲気が醸し出された作品に思える。 『雨は呼吸だけを支配下に置く』という文がとくに良かった。理由はうまく説明できないけれども、論理と感性が調和している感じがすごく好き。

0
熊倉ミハイ
熊倉ミハイ
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(2024-08-31)

なぜだろう、私も第二連が好きですね。というか、第二連までに独特な世界観が構築されていて、第三連がその流れから脱線しているのかもしれません。 第一連、豪雨が降って、家、窓の振動から自分の居場所という皮膚を知覚して、そこから雨の音だけが浸透していき、心のコップに溜まっていく。 第二連、「東京」と「混ざる」ということがキーで、それは第一連の閉鎖的な居場所とは真反対なイメージがする。ここで雨というのが詩的に変化していってる気がします。人の価値観が、人の数だけ雨として降っていると単純に読もうとすると、「雨は呼吸だけを支配下に置く」という表現は、「だけ」と限定しているにもかかわらず「生きとし生けるものすべて」とも捉えられるので、ゾクゾクしてきます。 あと気がかりなのは、「東京に『も』雨が降ったの」ではなく、「東京に『は』~」とされているところとかでしょうか。 第三連、「あれ」「これ」という曖昧な指示語が、読者を迷子にさせてしまうかもしれません。また、使い古されたような言葉たちが散見しているとも感じました。 第四連、解釈が広がりそうな終わり方です。アイスももともと「色のついた水」が凍ったもので、第二連の「得体の知れない色」とは対比的なのかな、とか。 次回作も期待しています。

0
福まる
福まる
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(2024-08-31)

前を向く選択肢私も前を向きたいそう思えた詩です

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田中宏輔
田中宏輔
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(2024-09-01)

気楽にね。

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投稿作品数: 1