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夏
カーテンあけて世界に接続する わたしの内燃機関 26℃の冷房 うす青い朝を映す窓は 精巧なディスプレイか、鏡か 夏の桜並木 二車線道路を過ぎる車はまばらで 幾世代も巻き戻す夏、 セミの鳴く うす青い街を歩き ギラギラの自販機 まだ150円だった コーラで流し込むマイスリーは ゆるやかに巡り やうやうしろくなりゆく山際を眺めた 幾世代も早送りする夏 ベランダで 線香花火をする女 そこはこちら側か、あちら側か 確かめようと窓をあければ 部屋に夏が混ざる
夏 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 804.9
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 53
作成日時 2024-08-14
コメント日時 2024-08-20
項目 | 全期間(2024/12/04現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 15 | 15 |
前衛性 | 6 | 6 |
可読性 | 3 | 3 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 10 | 10 |
音韻 | 3 | 3 |
構成 | 16 | 16 |
総合ポイント | 53 | 53 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 15 | 15 |
前衛性 | 6 | 6 |
可読性 | 3 | 3 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 10 | 10 |
音韻 | 3 | 3 |
構成 | 16 | 16 |
総合 | 53 | 53 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
スマートでシンプルな詩句の中にも、言葉を合成する感覚を受けます。つまり、オリジナリティ。 言葉には問題がないのですが、想像の仕方はどうでしょう。精巧なディスプレイ、鏡と考える その想像は、やや不自然に感じられます。最後の連は、美しいと思います。線香花火を する女、というのが、とてもいいと思いました。
0リアルではない世界観を感じました。ずっと遥か未来から観ているどこかの時代なのか、ずっと過去から観ている未来なのか、ただ「夏」であるということを現している風景が織り込まれています。しかし、こんなに気候変動が激しい昨今、いつしか「夏」がなくなる日が来るのかもしれないということも感じ、「夏」のなくなった時代から「夏」を観ているような気もしました。
不自然ですか。フム。
1三連目、情緒があって面白いなと思います。全ての連がそこを基準にされるともっと良かったなと思いました。
0文学極道で拙作治癒(現在のタイトル名→プルトニウム-αの三段落まで)を投稿したところ、すずらんさんより「わぁ~まるで”未来妙法蓮華経”?の世界じゃないですか~(中略)でも、ここで終わっちゃうのか~う~ん」私には例える作品が思い浮かびませんが、中略後のすずらんさんの気分と同じものを今感じています。あえてザックリもの言います。より長い詩にしたほうが良かった。
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