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どんな気もして
どんな気がする?どんな気もして 分け入った、分け入った庭で 私は繁りきった草を抜きつづけている かつての戦争の名残のような夏 知らないけれど 私の顔は傷と泥だらけ ここで早々に詠おうとすることは 渇きからくる天使の幻視のようなことだ 何を書いているのかわからないのは 暑すぎる夏と、その陽に焼かれた痛みのせいさ どんなに手を尽くしても 実体が〈そこ〉から〈そこ〉へ移り ついには〈ここ〉になって 脳天から出血しても じっさいは汗だから 黄色いゴミ袋三枚にいっしょ おさめてしまいましょうね 忽然と海に放りだされ 舟には最低限の装備しかない いつ転覆するか知れない身で 今日もコンビニATMでおこづかいを下した 下し過ぎなんだ 騙されているような気もして 支配者のこころのうちも知れないままに 今日も支配者からメッセージが届く 一切を内に入れても満足できないよ 渇きにひとりサイダー飲んで 煙草でやられつつある気管支に 放流・・・、の感動 際限ないね ほら、だから一体〈私〉は何なのだ? それは〈私〉だ わからない、というと殴られた アハハって笑ってしまった人間は馬鹿馬鹿しいほど自由だ どんな気がする?どんな気もして 誇りのように草いっぱいのゴミ袋 明日は明日の風が吹き 癒しの、句読点の、雨を降らすかも知れないね
どんな気もして ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 704.7
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2024-08-01
コメント日時 2024-08-18
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
時に流される みたいなもの。対し、生えまくる雑草みたいな思考的意味合いもあるのかな。言いたいこととして四連目に置くけど、なに書いてるかよくわからない という前置きもあって、三連目に言い訳風に書かれているよね。意図的にこうしてるんだろうから、この作品面白いとおもう
1こんにちはー。コメントありがとうございます。 熱中症警戒アラートが出ている中で草とりをしたのですけれど マインドフルを超えて、何か神経症気味になってしまいました。 思考は凄く明晰な部分とよくわからない部分があるという。。。 次の日にそういった経過を思い出し思いだし書いてみたということです。 自然、構成の妙、みたいなものが出たのか 面白いと仰って下さって、ちょっと驚きつつ嬉しいですね。。。 意識が朦朧としていたのかな?一瞬、自分が何か孤独な舟に乗っていたイメージが ちらつきましたけれど、前日のことを、書いた当日覚えていたじぶんグッドジョブですね。。。 ありがとうございます!!
0いいね。夏草の匂いがします。
1誰かに語りかけようという心持で書かれてあると思います。様々な思索のダンスが、 懸命に前へ思考を進め、普遍性の方へ開かれようとしているかなり良い詩に思えました。
1こんにちは。ありがとうございます。 夏の熱気といいますか、それが抒情に至らないまでもなんとか作品に封入できないか と考えて書きましたね。重ねてありがとうございます。
0こんにちは。コメントありがとうございます。 コメントを読んで考えたのが、思索する熱っぽさもあるのですけれど 草とりや飲んだサイダーの冷たさ、冷たい感覚が どうにも埋もれてしまっているのかな、ということでした。 もうちょっと、理路整然と書いた方が対比できたのじゃないかと。 生煮えのまま作品投稿しているなぁ、と思います。 反省です。 ありがとうございました。
0途中で飽きて投げただろ。最後まで真面目に書けよ。
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