夏のはじめ - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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夏のはじめ    

楢の木立の先、ヨモギの茂みを抜けた牧場の丘のてっぺんには、松の木が立っています。 その松の木の下で、パンを食べています。 昨日作ったチーズと、スグリのジャムをパンにぬります。 あなたは、ハルジオンを集めて笑います。 わたしは、遠くを見ます。 例えば、この戦争がなくなった時、この幸福な時間は街角の喧騒に消えてしまうのだろうか。そういう不安で山並みを見ていました。 山並みの向こうに黒煙が立ち、唯一の浮雲はどこかへ行ってしまって、とうとう三機のプロペラ機が、こちらへ向かってきたのでした。



夏のはじめ ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 3
P V 数 : 699.6
お気に入り数: 0
投票数   : 1
ポイント数 : 0

作成日時 2024-07-24
コメント日時 2024-07-30
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/10現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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閲覧指数:699.6
2025/04/10 14時03分27秒現在
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    作品に書かれた推薦文

夏のはじめ コメントセクション

コメント数(3)
メルモsアラガイs
メルモsアラガイs
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(2024-07-24)

チーズ~ジャム、パンそしてハルジオン。この作者は間違いなく女性だろうな。ってのがわかる。もし違ったらまた一つ若返る、笑。 タイトルからの入りは雰囲気がよくて素敵だと思う。問題は、中ほどの例えば~からでしょうね。いきなり戦争の叙述に変わる。せっかく終わりの連に景色として描かれているので、これを~わたしは遠くを見ます。の後に持ってこられたほうがいいとわたしは思う。それから間を空けるにしても、例えば~と入れ替えたほうがわたしには自然に流れてきますね。夏のはじめ、なのに不安な気持ちで迎える。思いは最後に取っておく。という。これも形式的な体裁のひとつかな。

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A・O・I
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(2024-07-24)

ヒノキ→よもぎ→牧場の丘→まつ→ハルジオン。だいぶ画像として見えるようにかかれているのだけど、実際ある風景なのでしょうか?なにがチグハグな印象でうまく入っていけない。それともわざとそう演出しているのかもしれません。わたしとあなたが幸福な時間を過ごせるのは、戦争があってこそ。という難しい設定をぶち込んでるわけですから。深読みするのは簡単だが、なんか一場面見せられただけ、なにか感じられるかというと、ああそういうことね、でおわってしまう。

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黒髪
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(2024-07-30)

戦争について述べているため、ややシュールな世界を感じます。特別な時空間。 穏やかさが極まったのに、それを支えるものはない。不安が通底しています。

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