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踊ってごらん!
宇宙の中の地球の上で 人間は色んなことを考えている 手を伸ばしたり スタスタ歩いたり 背伸びをしたりして 生きていることを確認している 公園の砂場で遊ぶ 子供の笑い声は楽しげで スコップやバケツが転がって 水飲み場は噴水みたいに水溜りが出来て 大人達はそれを見て微笑んでいる 眩しい日差しを象徴するかのように そんな大人も昔は子供だった 思い出してしまう 昔の記憶 シナプスは繋がっていて たまに嫌なことがあったよね 隣の机の男の子に虐められたこと クラスメイト全員から無視されたこと 上履きを隠されたこと 椅子に画鋲を仕込まれたこと お父さんに怒鳴られたこと お兄ちゃんに叩かれたこと お母さんに愚痴をこぼされたこと 鋭い目つきでお前は馬鹿だと言われたこと 忘れられない残酷な記憶 孤独な日々の連続 私は貝に閉じこもった 長い年月 ずっと でも気付いたんだ 今は風が気持ち良くて 水はどこまでも透明で透き通っている 流れていく全ての過去が 綺麗なフィルターを通って 濾過されていく 固い貝殻から出て外を見る 今はそう 昔の自分もステップを踏んでいる 路面はキラキラと輝いて 踊ってごらん!
踊ってごらん! ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1038.9
お気に入り数: 1
投票数 : 3
ポイント数 : 0
作成日時 2024-07-18
コメント日時 2024-07-28
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
ヌードビーチ行って素っ裸で踊りたい。あなたと二人で。で~も、僕は、いまは自慢だった綺麗な胸に手術の痕があるのです。蛇と剱の入れ墨で隠しているのです。だからごめんなさい。Tシャツで泳ぎます。サンバを聴きながら腰を少しだけ動かして踊ります。
0一種の希望感に満ちた、明るい感じの良い詩だと思えました!
0幼い頃の嫌な思い出を乗り越えて、今を明るく生きようとする作者のポジティブさと底力に救われました( ꈍᴗꈍ)
0幼い頃の嫌な思い出を乗り越えて、今を明るく生きようとする作者のポジティブさと底力に救われました( ꈍᴗꈍ)
0踊りたいですね。でも私は人魚に生まれたので、人間とは仲良くしてはいけないのです。 それは王様に言われていて、規則を破らなければなりません。 儚い夢を見たのかもしれません。でも、あなたと踊りたかったです。
0希望を描くというのは、とても難しいなと思いながらこの作品を書きました。踊ってごらん!と言われても踊りたくない人もいるのだとも感じています。 良い詩だと言っていただけてとても嬉しいです。ありがとうございました。
0ポジティブさと底力、本当にあるのか自問自答している部分も実際の所あります。 でも、褒めて下さってとても嬉しいです。コメントありがとうございました。
1自由な身体性が人間を人間たらしめるものですよね。駆けたり踊ったりしていた子供の頃が人間らしくて、大人になるにつれて皆それぞれの貝殻にこもっていく。 この詩では身近な環境によっての抑圧がありますが、社会全体を見てもそんな感じだと思います。常識的な考えが電波に乗って価値観を占拠しているような。私はサルトルのような放浪者が好きで、安定とは離れた地に身を置きたい。その方が死にもの狂いで踊れて、自分の人間さを感じると思うんですよね……しがらみの強まる時代ですが。
0詩の中での身体性とは、色々な抑圧から解き放たれた自由な人間らしさみたいなものを表現しているのかもしれませんね。 常識的な考えが電波に乗って価値観を占拠しているような、なるほどですね。私もそう思う時あります。 サルトルは放浪者だったのですね。私はラピュタやナウシカなど、ファンタジーよりの放浪者も好きです。シータのように飛行石によって空を飛べたら楽しいだろうなあと思います。私は今、怪我をしていて、右膝が動けませんが空想で空を飛べます。 コメントありがとうございます。
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