トンボ玉 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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トンボ玉    

お前の中にじっとある その美しい透明は あの日の強い太陽に 輝かされて割れたのだ ああ、お前はもう あの日を思い出せない 傷つき残った一片は こんなに優しく心地よい 温い光を反射した 私はその光に焼かれるべきだったのだ いつまでも太陽は お前を透過するためにあるのだと 疑うことさえない私に お前ももはや目を向けない お前はすべてに降り、包む 色を帯びた乱反射 分かっているよ 割れてもまだ お前が透明をもっていることに 変わりはないのだ 数多の浅い傷が 孤独な光のよすがとなり 強く輝く断面が 博愛無償の日に乱れる ああ、 私のもとにも降り注ぐ残酷さ 一ルクスに意味を抱く愚かさ もしもお前が たった一度だけの恒星であって 完璧に、すべてを照らすものであったなら 私はその衛星になりたいのだと 何度でも言えただろうに


トンボ玉 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 3
P V 数 : 550.7
お気に入り数: 1
投票数   : 1
ポイント数 : 0

作成日時 2024-06-12
コメント日時 2024-06-13
#現代詩
項目全期間(2025/04/15現在)投稿後10日間
叙情性00
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閲覧指数:550.7
2025/04/15 15時13分07秒現在
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    作品に書かれた推薦文

トンボ玉 コメントセクション

コメント数(3)
田代ひなの
田代ひなの
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(2024-06-12)

一読してみて、透明感があり、作者の想い人への気持ちが美しく表現されている作品だと感じました★ めちゃ好みです(⁠ ⁠ꈍ⁠ᴗ⁠ꈍ⁠) 想い人の中にある透明が壊されても、それでも輝き続けられることを信じる作者の優しい気持ちがじわじわと伝わります♡

1
緒北くない
緒北くない
作品へ
(2024-06-12)

ありがとうございます。私はむしろ純粋な透明に固執する身勝手な者の詩だというふうに思っていたのですが、それを含めて「優しい」という風に言ってもらえて少し救われたような気がします。

1
田代ひなの
田代ひなの
作品へ
(2024-06-13)

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投稿作品数: 1