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愛おしい季節
雨露 世界の流した涙の ほんの少しの残り粒 それが竹の葉から そっと僕の頬に落ちて ぴしゃりと優しく割れました 少し舌を出してみて ちょっと舐めてみれば ほんのりとしたしょっぱさ そうです 世界が泣いたように 僕も泣いていたのです 一人、六月の晴れ間の中で そうです 気付かぬ間に 僕も泣いていたのです 一人、石畳の上で そうです 世界の誰かのために 涙を流したかったのです たった一人、竹林の中で 六月というのは 泣くことが許される とても愛おしい季節ですから
愛おしい季節 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 731.2
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2024-06-01
コメント日時 2024-06-19
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
雨に濡れながら‥‥ 竹 林 の 中 で‥‥ も し く は 石 畳 の 上 で‥‥ そして六月の晴れ間の中でも 泣 い て い る、 ――僕―― の 、 静かな 悲しみと 孤独感を 詩的に描いた作品だと 思いました
1コメントありがとうございます! そんな感じに書きました!
0こんばんは! 涙と6月と雨の繋がりが とても好きです!涙流しても 雨のせいに出来るように思います。
1コメントありがとうございます! そう思って、書いてみた詩なので、そう言ってもらえてありがたいです!
1他方現代詩フォーラムをみてもこのように行数を区切ったように書く人は多いけど。制約って日本じゃ俳句や短歌があるではないの、かとらん(ごめん) atsuchanさんが中の形式を壊して見本のように挙げてるね。面白いよ。ここでは四連の冒頭から置かれる~そうです。そうです。この辺りの空間を崩してほしいな。という崩し好きな僕の感想でした。
2素直に書いた作品、にみえますね。世界が 泣いたように 僕も泣いていたのです で、生きる世界と同期して愛おしい季節が実感されはじめます。とても優しい味付け、しかし、なんでしょうね。なんとなくこの作品はわざと辛味や渋味をぬいているように私は感じる。
1コメントありがとうございます! 僕が読んでいる詩人がこんな感じで、なおかつ僕にとっても作りやすいというのが大きい。近代詩の方にかなり引っ張られてるといっても過言じゃない。
0コメントありがとうございます! どんな作品でもそうだけど、作品というのは作者本人にもダメージを与えることがあるからね……辛味や渋味を抜くというのは読者に優しい味付けの詩で癒されてほしいというのもそうだけど、何よりも僕にも優しくないと、ダメージとして渋味や辛味が跳ね返ってくるんだ。
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