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思いの断片
さよなら が 届いた日 思いの断片が 舞い上がり 心の奥底に 積み重なった 鼓動の響きに いくつか こぼれ落ちて さみしさに 震えながら こぼれ落ちた 断片を 拾いあげた 捧げるには 花がなく 添えるには つたない 置きどころは この手の中 断片をつなげて 編めば あたたまるか 輪をつくれば 飾れるか 考えては やめて 両手いっぱいの 思いの断片を 強く 抱きしめた
思いの断片 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 854.3
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-02-01
コメント日時 2018-02-09
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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構成 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
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技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
Twitterで本作の冒頭が流れてきて、思わずリンククリックして読みました。美しい。美しすぎる。夏生さん、私的には夏生作品の中でナンバーワンです。優勝おめでとう祝賀会をやりたいぐらいです。あとでまた読みたいと思います。 失礼しました。
0三浦⌘∂admin∂⌘果実さん ビックリしました。大変恐縮です。ありがとうございます!
0花緒さん いつもありがとうございます!<比較的、紋切り型の表現 そこから脱却できたらと思うのですが、まだまだですね。課題です。 以前の作品、童話風の作品の方が、とのこと、うれしく思い、自分の作品の方向性についてヒントを頂いたように感じました。ありがとうございます!
0断片、という言葉には、断つ、という強い言葉が含まれている。 その思いの強さ、塊のような圧迫感を持つ語感から、二連目以降、まるで手紙のように薄く積み重なっていくイメージに変じ、さらには〈断片をつなげて~〉以降の、シロツメクサやレンゲの花輪を編むようなイメージに変化していく。 断片、という言葉の語感は、人それぞれですが、舞い上がる、のであれば、欠片、のような言葉の方が似合うかもしれないし、はなびらのような軽さを帯びていく後半では、ひとひら、というような言い方に替えてみてもよいかもしれない。全体にきっちりとまとまった形、言葉を区切っていく時のリズムの取り方に一つの「型」を当てはめている感覚があるので・・・音楽でいえば、バロック音楽のような・・・もちろん、このままでもよいのですが、イメージの微妙な変化に合わせて、詩形もゆるめてみたり、ひらがなをふやしてみたり、言葉の息遣いを短く切るところから、ながめに継いでいく、というように変化をつけてみたり・・・というような工夫を凝らしてみるのも、面白いかもしれません。 もちろん、この作品はこのままで、ひとつの「型」を有していると思いますが・・・。
0まりもさん いつもありがとうございます! 断片から欠片、ひとひら、と変わっていく様子を描くとこの詩の幅、世界観が広くなりますね。的確なアドバイス、ご指摘をくださり、ありがとうございます。
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