がれきの下 - B-REVIEW
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がれきの下    

みんなでテーブルかこんで 食事をはじめようとしたら あいつとこいつが喧嘩をはじめた 理由は大変くだらないが 殴り合いになって ひっくり返るテーブル この世の地獄のような音を立てて みんなの悲鳴を絡めながら あちこちに飛び散るワインのしぶき ばらばらになったチキンの足 テーブルの下がどんな惨状なのか 誰にもわからない 誰にも元にもどせないのに 殴り合いは果てしない 赤茶色の汁や油の匂いが カーペットにしみだしている


がれきの下 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 6
P V 数 : 790.2
お気に入り数: 2
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2024-05-12
コメント日時 2024-06-28
#現代詩
項目全期間(2025/04/15現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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閲覧指数:790.2
2025/04/15 04時15分28秒現在
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    作品に書かれた推薦文

がれきの下 コメントセクション

コメント数(6)
紅茶猫
作品へ
(2024-05-13)

>テーブルの下がどんな惨状なのか >誰にもわからない 小さないざこざから大きな戦争まで、無論一括りには出来ませんが、危機的な状況にある気候変動に争いごとは悪い影響しか与えないと思います。 だから止めろとは軽々には言えないかもしれませんが、どこか他の星に移住可能なのでしょうか。

1
シノハラマサユキ
シノハラマサユキ
紅茶猫さんへ
(2024-05-14)

紅茶猫様 コメントありがとうございます!争うなりの事情があるんでしょうけれども、それでも止めろと、言いたいものですね…。またよろしくお願いします(^-^)

0
熊倉ミハイ
熊倉ミハイ
作品へ
(2024-05-29)

表現を細かく見ると、確かに紅茶猫さんの解釈、指摘が分かる詩ですね。 「あいつ」や「こいつ」といった、名前の分からない者らとテーブルを囲んでいるという違和感、ばらばらになったチキンの足(これも、ばらばらになっているものがさらにばらばらに、というユニークな表現)、テーブルの惨状がなぜか不可逆になっている(綺麗にすれば済むはずなのに)、カーペットのしみ(=拭えない歴史)、そしてタイトルが「がれきの下」となっていることなど、常識的な食卓ではないですよね。 しかし、戦争という大きな目から見ると、「理由は大変くだらない」という俯瞰、傍観、その立場にいないと精神が保てないということなのでしょうか、それでも、もう少しその喧嘩に反応を見せる展開が欲しかったかなと思いました。

1
シノハラマサユキ
シノハラマサユキ
熊倉ミハイさんへ
(2024-05-29)

熊倉ミハイ様 コメントありがとうございます!なるほど、喧嘩に反応を見せる展開ですね…たしかに「私」としてどうとらえるかということや、どう反応するかということについては避けてしまっていますからね。勉強になります。またいろいろと教えてください(^O^)

1
天才詩人2
天才詩人2
作品へ
(2024-06-27)

シブいぜ

1
シノハラマサユキ
シノハラマサユキ
天才詩人2さんへ
(2024-06-28)

天才詩人2様 ありがとうございます!またよろしくお願いします(⌒∇⌒)

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投稿作品数: 1