カーテン - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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カーテン    

『眩しい太陽で目が覚めた こんな日はお散歩に行きたいな』 『水溜りが溜まっている道路を歩いた 雨の日の香りが好きだ』 幼い夢を見ていた カーテンの隙間から差し込む太陽の光で目が覚めた どうしてこんなにも眩しいのだろう まるで太陽に殴られているみたいに、痛い 雨がポツポツと窓に打ち付ける どうしてこんなにもうるさいのだろう 誰かの足音でさえ拾えない 心臓の音でさえ拾えない 天気が良い日に窓から見えた 子供たちがはしゃいでいる 太陽の暴力に負けずに、互いの光で照らしあう眩しい笑顔 曇り空が広がる空の下 やっぱり子供たちははしゃいでいる 天気なんて関係ないという顔で いつまでもはしゃいでいる ずっとずっとはしゃいでいられる ずっとずっと昔 その公園で同じような顔ではしゃいでいた僕がいた その様子を 光を遮ったカーテンから覗き見ている僕だった


カーテン ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 1
P V 数 : 332.0
お気に入り数: 0
投票数   : 1
ポイント数 : 0

作成日時 2024-05-12
コメント日時 2024-05-12
#現代詩
項目全期間(2025/04/15現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
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閲覧指数:332.0
2025/04/15 15時54分18秒現在
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    作品に書かれた推薦文

カーテン コメントセクション

コメント数(1)
黒髪
作品へ
(2024-05-12)

私の個人的な遍歴と合わせて鑑賞させていただいておりますが、 窓の外に遊ぶ子供という光景を、現在の自分の部屋の中から向こうに見えるという想像を、 行いながら読みました。私は、目が悪くて、想像に制限がかかっており、他者の詩と今まで、 うまく付き合ってこれませんでした。これは、人によって違っているのかそれとも同じなのか、 分からないのですが、純朴な詩人の想像の翼を駆って、子供たちの歓声を夢想しました。 想像の中である故に一層その興奮は高まり、詩を読む喜びの大きな余地が、残されていたな、 と納得した次第です。これからも、様々な時代の詩人の声を聞いていきたいと思いました。

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