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力瘤太郎
昔々、力瘤太郎と言う男がおりました。 この男は、おじいさんとおばあさんがこねていた餅のあまり餅を倉庫に放置していたところ、ある日、そのあまり餅が不思議な変化をして出来ました。 力瘤太郎はとっても力持ち。 その力瘤で喧嘩をしても絶対に誰一人にも負けません。 優しく、根は強かで、慈善心に富み、東の方に飢えた若者がいれば、右腕の力瘤から、エイっと餅を捻り出し、食べさせ、西の方に飢えた男の子がいれば、左腕の力瘤からまたエイっと餅を捻り出して食べさせる活躍ぶりでした。 ある日、北の方で老人がまたまた飢えておりましたので、そこまでビューっと飛んでいき、老人の住むアパートの部屋まで行くと、がらがらどっしゃと滑り落ち、頭にできた瘤を食べさせたのでした。 「ありがとうございました」 娘に感謝の言葉を貰った力瘤太郎は 「これは南の方からやってきた、私からのプレゼントです」 と言って、階段から落ちて出来た両膝の瘤をぎゅうんと手で取り出して、食べさせたのだそうじゃ。
力瘤太郎 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 356.5
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2024-05-03
コメント日時 2024-05-04
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
言葉遣いに乱れがなく、物語を書くという、とても難しいことを、立派にされていて、 確かな実力で、作品を作っていっておられると、思いました。筆力があるなと。
1>黒髪様 高評価、ありがとうございます。 少年時代から、自分はわからない言葉があると熱心に周囲に聞き、自分で調べる人間でした。 周りの大人も含め、言葉の使い方が違うのではないか? ということにとても敏感でした。 その個性を発揮出来る場が与えられることは、とても光栄なことです。 確かな実力って言われるとやっぱり嬉しいですね。 音楽でも自分はサウンドを勿論聞きますが、歌詞であり物語性を意識して聴いていると思います。 バンドもしやるとしてもヴォーカルと歌詞以外はやらないです。
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