詩の大家は
詩の言葉は空から降って来ると
言うけれど
私は何か別のことをしようと
席を外したり
お風呂場の掃除をしたりしている時に
降って来た感覚を
仄かに感受して
そそくさとビニール手袋を外すのに手間取って
3分の2しか言葉を捕らえられなかった
なんてことがよくあるので
これは大人しく机に向かっている時に
紙を走る言葉よりも
詩の言葉らしかったりするから
まるで淡雪のようだなと思う
人の手に触れると消えて無くなるところ
ひょっとして基本冷たい?
実像もかなり近いのではないかしらなんて思うたび
本当にそうだったら面白いけれど
やはり紙に跳ね返されている
けれど
ぽつり点在する言葉に
しばらくは目を留めながら
いつかは
出口を描くのだ
作品データ
コメント数 : 4
P V 数 : 594.2
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作成日時 2024-05-03
コメント日時 2024-05-12
#現代詩
#縦書き
項目 | 全期間(2024/11/23現在) | 投稿後10日間 |
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技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
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2024/11/23 19時06分59秒現在
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いいですね、ほんとによくある!いきなり現れてくる言葉たちは捕まえるの大変ですけど、無理矢理に取り出すほど大変ではないと常に思ってます。(だから私は詩を作ってなんかいません。あいつらが現れてくるのを待っているだけです、、そしてだから下手なのかもしれないです笑)
0いかにも詩作に纏わる心情の吐露的な体裁なのですが、やはり何も書いていないような気がします。 でもこのような読み物にコメントありがとうございました。
0共感します。最近詩の根源はヒンヤリ冷たいものだろうなと考えていたので。 発想そのものは無機質で、そこから育ててみると心を打つものになった、という流れが多いんじゃないでしょうかね。 空から降ってくるよりも、冷たい鉱石みたいで土に眠ってる感覚。 ビニール手袋~3分の2しか……の表現が好きです。目や耳で、感じるだけじゃ足りないですよね、やはり触覚も。
0>発想そのものは無機質で、そこから育ててみると心を打つものになった、という流れが多いんじゃないでしょうかね。 確かにミハイさんの詩を読むと「育て」ている感じがよく伝わります。 滋味深くなるというか、「育て」がうまくなりたいものです。 それと同時に他のアプローチの仕方も現代詩にはあるから面白いですね。 「触覚」の発想は何か面白いなと思いました。 ペンと紙を取るために大急ぎでビニール手袋を外すわけですが、手のひらに乗せないとひんやりした感じは分からないですからね。 詩作について後ろ向きなまとめを始めて書いたものですが、逆に励まされたような気がしております。 コメントありがとうございました。
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