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クエスチョンEND
雁字搦めにされた言葉の不快の中で 結局は為すがままに流されるんだ(嗚呼) 人混みは雨 私は雲 そして命を握られた延命措置が喧噪 せっかく持ってきたのに 使い物にならない これじゃ、あまり余った残骸と一緒さ 血で塗りたくられた傘の裏側 死んでしまえの文字がやけにうるさかった(嗚呼) 子供から大人になるって こうも夢がないのね 全てがあったようでなかったみたい また死にたがりの唄が聞こえてくる ループに入って抜け出せない 同じことの繰り返しが始まる これ見よがしと 『『クエスチョンEND』』のタイトルコールが鳴り止まない
クエスチョンEND ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 301.2
お気に入り数: 1
投票数 : 2
ポイント数 : 0
作成日時 2024-05-01
コメント日時 2024-05-02
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
こんにちは。 その音律から、弄れば歌詞になるのかな、と思ったり。実際歌詞なのかも知れません。 椎名林檎的というかばさら者の系譜の世界観ですね。荒涼としています。 この詩に豊かさはなくて、現状、日本の壮大なアイロニー、皮肉のようにも思えます。
1タイトルだけを見た時、 クエスチョンが終わることなのか、クエスチョンが提示されて終わるということなのか、予想していたがまさかどちらともだったとは。 最後のニ連だけを見ると、子供から大人になることのつまらなさがあって、でもおそらく他の「人混み」と同じように疑問を持たずに慣れていく。しかもそれは、エンディングではなく「タイトルコール」という形でやってくる。おそらく、首を傾げたくなる終わり方をする作品が、そこにあるのだろう。私たちの人生。 鉤括弧が二つあるところは、そう解釈しました。 風に流されるも、結局は同じ地上という目的地に着いてしまう雨より、確かにずっと雲のままでありたいです。どこまでもゆけるので。雨と紙一重の存在ですが……。
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