別枠表示
あなたがまだ朝にいたころ
新緑が萌える朝 夜がいなくなる朝の中 まだ眠気醒めからぬ僕に 湯気の立つコーヒーカップを そっと差し出してくれたのは 他ならぬあなたでした いい詩を書いてね、って 言われているみたいだな そう思い込んで気持ちを張り詰める僕を あなたはふっと笑って、背中を優しく叩きました 『詩なんてどうってことはないよ あるときは虫さんたちの鳴き声に泣けばいいし べつのときにはそこら辺の花で笑顔になればいいんだから』 そんな朝のことを思い出す朝 あなたのいなくなった朝の中 僕は一人、コーヒーを淹れては 星と同じくらい澄みきった虫の声に涙し あなたの面影を思い起こす花々に微笑み そして、そっと詩を思い綴るのです
あなたがまだ朝にいたころ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 644.9
お気に入り数: 0
投票数 : 2
ポイント数 : 0
作成日時 2024-05-01
コメント日時 2024-05-17
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
虫の声、面影、美しい言葉を編まれているあなたの詩が、とても美しい。
1ありがとうございます! そう言っていただけるだけでも、励みになります!
1こんにちは。 そして、そっと詩を思い綴るのです そうして綴られた詩が今作ということでしょうね。巧みな構成力です。 朝、と、中、で押韻して気つけしたりと、何分その構成力で読ませる詩ではないでしょうか。 そういう構成力の影で、あなた、の存在がゴソッと抜け落ちている。 虫の鳴き声、花。日本的霊性について説いた詩ともいえそうですが 詩文に重みを加えているとしたらば「あなたの不在」だろうと思いました。
1ありがとうございます! まだ詩作に関しては素人同然で、構成力も押韻も過去の詩人たちの見よう見まねな部分がありますが、そういった暖かい言葉だけでも精進の励みになります!
1テイムラー隆一様、こんばんは。 詩を読ませてもらいました。 詩の創作に理解を示し、プレッシャーを感じる主人公を優しく励ます「あなた」は素敵な人だなと思いました。 主人公と「あなた」との間の 大切な記憶を読ませてくださり ありがとうございます。
1綺麗な詩です。文体に品がある。
1ありがとうございます! 追憶系の叙情詩がここ最近の好みなんです。
1ありがとうございます! やっぱり詩にはどことなく綺麗であってほしいという僕の欲求が僕自身の詩作に反映されてると思うんです。
1貴方の面影を思い起こす心に泪しました
1ありがとうございます! まだ初心者ですが、精進していくつもりです!
0