あなたがまだ朝にいたころ - B-REVIEW
新規登録
ログイン
PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



作品を
別枠表示

あなたがまだ朝にいたころ    

新緑が萌える朝 夜がいなくなる朝の中 まだ眠気醒めからぬ僕に 湯気の立つコーヒーカップを そっと差し出してくれたのは 他ならぬあなたでした いい詩を書いてね、って 言われているみたいだな そう思い込んで気持ちを張り詰める僕を あなたはふっと笑って、背中を優しく叩きました 『詩なんてどうってことはないよ あるときは虫さんたちの鳴き声に泣けばいいし べつのときにはそこら辺の花で笑顔になればいいんだから』 そんな朝のことを思い出す朝 あなたのいなくなった朝の中 僕は一人、コーヒーを淹れては 星と同じくらい澄みきった虫の声に涙し あなたの面影を思い起こす花々に微笑み そして、そっと詩を思い綴るのです


あなたがまだ朝にいたころ ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 10
P V 数 : 718.3
お気に入り数: 0
投票数   : 2
ポイント数 : 0

作成日時 2024-05-01
コメント日時 2024-05-17
#現代詩
項目全期間(2025/04/10現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合00
閲覧指数:718.3
2025/04/10 15時10分20秒現在
※ポイントを入れるにはログインが必要です
※自作品にはポイントを入れられません。

    作品に書かれた推薦文

あなたがまだ朝にいたころ コメントセクション

コメント数(10)
黒髪
作品へ
(2024-05-01)

虫の声、面影、美しい言葉を編まれているあなたの詩が、とても美しい。

1
テイムラー隆一
テイムラー隆一
黒髪さんへ
(2024-05-01)

ありがとうございます! そう言っていただけるだけでも、励みになります!

1
田中恭平 new
田中恭平 new
作品へ
(2024-05-01)

こんにちは。  そして、そっと詩を思い綴るのです そうして綴られた詩が今作ということでしょうね。巧みな構成力です。 朝、と、中、で押韻して気つけしたりと、何分その構成力で読ませる詩ではないでしょうか。 そういう構成力の影で、あなた、の存在がゴソッと抜け落ちている。 虫の鳴き声、花。日本的霊性について説いた詩ともいえそうですが 詩文に重みを加えているとしたらば「あなたの不在」だろうと思いました。

1
テイムラー隆一
テイムラー隆一
田中恭平 newさんへ
(2024-05-01)

ありがとうございます! まだ詩作に関しては素人同然で、構成力も押韻も過去の詩人たちの見よう見まねな部分がありますが、そういった暖かい言葉だけでも精進の励みになります!

1
すぅ
すぅ
作品へ
(2024-05-02)

テイムラー隆一様、こんばんは。 詩を読ませてもらいました。 詩の創作に理解を示し、プレッシャーを感じる主人公を優しく励ます「あなた」は素敵な人だなと思いました。 主人公と「あなた」との間の 大切な記憶を読ませてくださり ありがとうございます。

1
万太郎
万太郎
作品へ
(2024-05-02)

綺麗な詩です。文体に品がある。

1
テイムラー隆一
テイムラー隆一
すぅさんへ
(2024-05-03)

ありがとうございます! 追憶系の叙情詩がここ最近の好みなんです。

1
テイムラー隆一
テイムラー隆一
万太郎さんへ
(2024-05-03)

ありがとうございます! やっぱり詩にはどことなく綺麗であってほしいという僕の欲求が僕自身の詩作に反映されてると思うんです。

1
あこ
あこ
作品へ
(2024-05-15)

貴方の面影を思い起こす心に泪しました

1
テイムラー隆一
テイムラー隆一
あこさんへ
(2024-05-17)

ありがとうございます! まだ初心者ですが、精進していくつもりです!

0

B-REVIEWに参加しよう!

新規登録
ログイン

作品をSNSで紹介しよう→

投稿作品数: 1