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後悔
好きな人に 死にたいと言われたので 死なせました 優しい死に方でした みんな笑っていました 以前にもまして幸せになりました それが約束でした それが望みでした それが希望でした とても手慣れたようすで 白い肌に傷一つ付けずに あっさりと息を引き取りました 世界にあふれるほどの花を咲かせて 皆の心を喜びでいっぱいにして あの人は死にました 思うのですが いつか誰もが死ぬのなら あの人のように死ぬのが正しい姿でしょうか 自分の命を養いとして 咲かせた花を 生き残ったものに夢のように託して 死にたいと わがままを言ったあの人は 私達を愛していたのでしょうか 私は 弱くて 意気地がなかったので 誰を悲しませてでも 誰を苦しませてでも 誰を憎ませてでも 生きていて欲しいと あの人に 言えなかったのです
後悔 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 599.9
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2024-04-30
コメント日時 2024-05-08
項目 | 全期間(2024/11/23現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
言葉だけではなく、行動で変えるべきだったのではないか、と思います。 死なれたその人は、言葉ではなく、行動で死んだのでしょう。 一つだけ、間違っている前提は、 >いつか誰もが死ぬのなら この箇所だけだと思います。 完結しない物語が存在する、ということは、人間の作った話ですが、 それが現実とは違う、ということを、論証することはできないでしょう。
0死ぬということでしか、世界に関われなくなった自分を、 どうかして救おうとした結果だったのでしょう。 「死」が悲しくて、辛くて、苦しい、人間にとっての悪でしかないとしたら、 自分は救われないことに思い至ったんでしょうね。 だから、皆を幸せにしたがった。自分の魂を救済するために。「死」は時に喜びすら齎すと。 願いとはえてして小さなものだな、と思う所存です。 ある意味では死なないから生きているのですけど、これはもう少し限定した話ですね。 有難うございます。
1再レスですが、去年、11月ごろ、入院中に、このような内容の詩を書きました。 「地球」 地球は人間が死ぬことを許してくれないよ 人間は人間が死ぬことを許すしかないよ 水だけが人間の友達であり恋人だよ 本当の恋人に会えたとき、目から涙がでるでしょう?
1人間が死ぬことで地球が人間を敵とみなす時、 人間は尚も人間を許すことができる。 人間愛は地球の摂理を超越しているのかもしれないですね。 壮大な話になってしまいますが。 目から涙が出た時、それは本当の恋人に会えた時ですか。 そんな思い出もありました。入院中のお辛い時の作品、見せて下さって有難うございます。
1お久しぶり、でいいでしょうか? 誰かに生きていてほしいと願われるなら、それはそれでいい人生だったんじゃないかなと思います。
1訳も教えられず申し訳ありませんが、お久しぶりです。 この投稿は「後悔」がメインなので、死んだ彼にとっては、 話者が何を思っていたか、自分の人生が良いか悪いかは何の関係もないのです。 誰にどんな理由があったにせよ、彼は死にました。 血まみれのナイフを片手に、腐った死体を隠し、地の果てまで追われるとしても、 また、話者が彼を愛することで世界を敵に回すことになっても、 それでも、話者にとっては美しい花で埋もれた彼のいない愛の世界なんかより、 わがままに生きて笑う彼を傍で見ていたかったのです。 本当にいい人生とは、 自分を救うために死ぬのではなく、 話者の願いを叶えるために生きる、 が正解ではないかと作者は思っています。
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